読みやすいレベルの本を、とにかくたくさん読もう!
――読書に必要な想像力や行間、文脈を読む力は、どうやって鍛えられますか?
数をこなして経験を積むのがいちばんです。つまり、どんどん「文章」を読むことです。その際、ひとつひとつ文が独立している「図鑑」は目的からそれてしまいます。
文章は、その光景を頭の中で映像にしたほうがワーキングメモリにいれやすいといわれます。映像にするためには、想像力が必要です。どんどん本を読んで、文を映像にする力を鍛えましょう。
そこで本選びは大切です。ポイントは、今読んでいるものよりレベルを落としてあげること。これなら、文字を追うほかに想像したり、記憶したりする余力があります。読みやすいレベルの本をたくさん読みましょう。
本の内容をしっかり理解できると、読書の楽しみや醍醐味を体験することができます。そうなれば、子どもが自分からどんどん本を手に取るようになりますよ!
(取材・文/三宅智佳)
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