エディターのayumiです。夏休みの宿題の一大イベントといえば、自由研究ですね。わが家も毎年頭を悩ませていますが、子どもの興味のあるものや好きなものだとやっぱりはかどります。

大人の視点だとつい結果を求めてしまいがちですが、何か夢中になれるテーマをひとつじっくり掘り下げるその過程こそが、自由研究の醍醐味なんじゃないかと思います。

長い夏休み、自由研究でなくとも、何かひとつでも夢中になれることを子どもたちには見つけてほしいですね。

そこで今回おすすめしたいのがこちらの絵本です。

『ぼくはアイスクリーム博士』

この絵本に出てくる主人公のジョーが夏休みに夢中になっているのは、みんな大好きなアイスクリームです。

おじいちゃんへのお手紙には、とっても充実している夏休みがつづられています。

算数や文字の勉強もしっかりしているし、歴史の勉強だってチャレンジしているジョー。キャンプに行ったり冒険をしたり、夏休みを満喫しています。

でもそれらは全部、実は「アイスクリーム」に関わること。

アイスクリームの数を計算したり、アイスクリームの歴史を学んだり.…アイスクリームひとつで、こんなに充実した夏休みを送れるのか!と驚きます。

あれもこれもでなくとも、何かひとつ好きなことを極められたら、それが大きな学びにつながることを感じさせてくれる1冊です。

自由研究のテーマに悩んでいる親子さんは、ぜひこの絵本を一緒に開いてみてはいかがでしょうか。

この絵本にならってアイスクリームの研究なんかも楽しそうですが、「自分だったら何を研究したいか」を考えるきっかけになるはずです。

夏休みにぴったりの、涼しくて熱い絵本です。

(文/ayumi)

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AERA with Kids+ エディター(#読書部)。小5、小1、年少の3人を子育て中。絵本のある子育てや本のある暮らしについて、自身の子育てを交えながら発信。おうちでできる子どもたちの読書サポートに取り組んでいます。