この子たちの、この年齢の夏は、今年しかない
ここ数年、必ず行くのがUSJ。息子が大好きなんです。とくにハリーポッター。
かつては魔法が使えることが楽しかったようなのですが、最近はそこから興味が広がり、本を読み始めています。クラスでも大流行しているそうで、友だちと読みふけっています。テーマパークを楽しむだけじゃなく、本や映画へと世界が広がるって素敵なことですよね。子どもの成長を感じます。
子どもが小さいころから私は、「子どもにあれもさせたい、これもさせたい」という思いがすごく強くありました。今思えば、自分が幼いころにやってみたくてもできなかったことがいろいろあって、それを子どもに一つでも多く経験してほしかったんですよね。
母はシングルマザーで私たちきょうだいを育ててくれて、すごくがんばっていろんなところに連れ出してくれました。それでも、友だちの家族と旅行したり、いっしょにキャンプしたりするのは難しかった。だからいま、子どもたちにしてあげたいのかもしれませんね。
先輩ママからは「中学生になって部活が始まると、なかなか家族旅行も行けなくなるよ」と聞いています。息子は小6。来年のことはまだ想像もつきませんが、今年の夏は絶対に貴重な夏になりそうな予感がします。
でも考えてみれば、小6の夏だけじゃない。長女の小3の夏も、次女の0歳の夏も、その子にとっては最初で最後。
家族の時間は永遠じゃないから、私も体力が続く限り、子どもといっしょに夏を満喫します!
(構成/神 素子)
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