幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

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あらすじ

 はりねずみのルーチカが住む、フェリエの森に、雨の季節がやってきました。植物がしっとり濡れ、甘い香りのする雨上がりの朝、ルーチカは紫陽花のそばで虹色にかがやく卵を見つけます。「いったいなんの卵だろう」と妖精のノッコのところへ持っていきますが、わかりません。そのときぱりぱりっと殻にヒビが入り、中から顔をのぞかせたのは「そらうお」の赤ちゃんでした。

 そらうおは、大空を泳いでやってきて雨をもたらす大きな魚たち。ルーチカは、赤ちゃんを「ちびうおくん」と名付けてかわいがるのですが、いつか仲間の元に返してあげなければと思います。そんなある日、ちびうおくんとかくれんぼをして遊んでいると、雨の気配とともにそらうおの群れが近づいてきます……。

 10年以上続くロングセラー「はりねずみのルーチカ」シリーズ(小学3年生からおすすめの読み物シリーズ)をもとに誕生した、1年生から楽しめる「低学年版」シリーズ第1冊目です。

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大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。子どもは小中高の3人。

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