エディターの梶木あきこです。突然ですが、あなたは算数は得意ですか? 文系の私は、高校に入ったとたんにわからなくなり、今もちょっと苦手意識があります。
だからというわけではありませんが、子どもたちが算数を身近に感じてくれたらと、3歳ごろから計量カップを使って一緒に料理を作ったり「ピザを〇等分してみよう」と切り分けたり、いろいろ試してきました。
そんな、算数を身近に感じてほしいママパパにおすすめしたいのが『さわって学べる算数図鑑』(Gakken)です。
分数や図形など、言葉での説明が難しい内容を直感的に学ぶことができます。カラフルで、しかもさわって学べるため、記憶にも残りやすいようです。
また、図形は本にくっついた状態で組み立てるので、バラバラにならないのもうれしいポイント。学校で習う前にこの本を使うことで、先生の説明もぐっとわかりやすくなります。
続いて、子どもから「どうして算数を勉強するの?」と聞かれたときにぴったりなのが『たのしい!さんすうのふしぎ なぜ?どうして?1・2年生』(高橋書店)です。
この本には、なぜ算数を勉強するのか、算数が得意だとどんな仕事ができるのかなど、親が伝えたいことが分かりやすくワクワクする雰囲気で書かれています。
私のような算数が苦手なママパパが読むと「算数って身近なものなんだな。かまえなくてもいいんだ」と思えるかもしれません。他にも身近な算数の疑問が取り上げられており、楽しい1冊です。
最後に、算数が好きな子に選びたいのがロングセラーの『普及版 数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』(晶文社)。2024年度の「日本数学会出版賞」を受賞した話題の1冊です。
ストーリー仕立てで、数の悪魔と算数嫌いの少年のやりとりにひきこまれます。内容は素数やフィボナッチ数などを扱っており「難しそう」と思ったのですが、なぜか数のもつ美しさやおもしろさが伝わってきます。小4の息子は素数さがしを楽しんでやっていました。
私も本をうまく活用して、子どもたちと一緒に算数を楽しめるようになりたいです。
(文/梶木あきこ)