小学4年生の中村清之介さんは、幼稚園から将棋に興味を持ち、小3では倉敷王将戦の低学年の部で初の全国優勝! 同学年のライバルたちと楽しく競い、時には悔し涙を流しながら、「藤井聡太さんのような棋士になりたい」という夢に向かって突き進んでいます。小中学生向けのニュース月刊誌『ジュニアエラ2024年4月号』(朝日新聞出版)からお届けします。

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仲のいい友達だけど、将棋では負けたくない!

「将来は棋士になって、藤井聡太さんのようにタイトルをたくさんとりたいです」
 キッパリと夢を語る中村清之介さんは、幼稚園に通っていたころ、お父さんがやっているのを見て将棋に興味を持った。対局中、知恵をしぼっていい手がひらめいたときの喜びは格別で、夢中になった。学校から帰るとすぐに宿題をすませ、午後5時から将棋の勉強。休日は電車に乗って道場に通い、腕を磨いた。
 同じ関東地方に、同学年のライバルが二人いる。仲のいい友達だけれど、将棋では負けたくない。力及ばず敗れて、悔し涙を流したことも何度もある。小3では、倉敷王将戦の低学年の部の決勝で、その一人と対戦。大接戦の末に勝って初の全国優勝に輝いた。最高にうれしかった。

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ジュニアエラ編集部
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