はじめまして。AERA with Kids+ エディターのたかねです。ふだんはInstagramで、小学3年生の娘とのリビング学習の様子を発信しています。母娘共に本が大好きで、娘が生まれて少しずつ買い足してきた本も今や3000冊越え……! 気づいたら部屋の四方を本に囲まれていました。「わからないことは本に聞いてみよう」がモットーのわが家。日々の読書生活の中で、「コレ良いな」と思った本をご紹介していければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

少なくとも週に3回ほどは書店へ足を運んでしまう本屋好きの私……。「ちょっと散歩しよう」と娘に言えば「本屋でしょ?」と言われるほど。

先日もスーパーへ買い物に行くついでに書店へ立ち寄って、運命の出会いを果たし……。約900gのずっしりと重たい本を購入。晩御飯の野菜とお肉よりも重たい本を意気揚々と持ち帰ってきました。

その本が本日ご紹介する「138億年のものがたり〜宇宙と地球でこれまでに起きたこと全史」です。

2023年12月に出版されたこの本は、ビッグバンからコロナウイルスまで網羅されています。歴史の本はたびたび出版され、地球の誕生から人類の歴史までを描いた本はたくさんありますが、この本の面白いところは、ただ歴史を時系列に説明するだけでなく、小学校高学年からでも楽しく読めてしまうような1つの壮大な物語として歴史が語られていくところにあります。

しかもその物語は、ネアンデルタール人のDNAにまつわる最新の研究結果が載っていたり、娘が別の本で読んで知っていた凍結ミイラ「アイスマン」ことエッツィのエピソードもあったり。まさに宇宙の誕生から現在までを旅しながら見ているような感覚に陥ります。

生物、宗教、科学、言語など多様な分野のエピソードが盛り込まれており、読んでいくうちに娘にはさまざまな疑問が生まれるようです。そこで、それらについては本を飛び出して調べてみたりしています。

作者が伝えているように、この本は世界のすべての知識の入り口になるのではないかと思います。

最近のわが家では夜寝る前に娘と少しずつ一緒に読みながら、毎晩徐々に変わっていく地球の風景を楽しんでいるところです。

一人読みなら小学校高学年からがオススメです(すべての漢字にルビが振られているわけではないので、低学年だと習っていない漢字が多いかもしれません)。

小学生はもちろん、大人の学び直しにも最適な一冊!

書店で見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

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たかね
たかね

AERA with Kids+ エディター(#読書部)。転勤族ママ。「とにかく楽しいリビング学習」をテーマにインスタで手作り教材やおすすめ本などを発信。娘は小4。