だけど、嫌なことを言ってくる人にも2パターンいると思うんだ。1パターンが、ストレス発散じゃないけど、自分がすっきりするために嫌なことを言う人。もう1パターンが、まどちゃんのことを思いやって言ってくれる人。核心を突く言葉って、時には嫌な気持ちになることも多い。だから嫌なことを言われたときは、自分のなかで「これは私のためになる言葉なのかな」って、一度考えることも大切かもしれないね。

「なんで?」よりも「どうしたら?」と聞き方を変える

 先生への聞き方を変えるのもいいかもしれない。よしおはよく奥さんに「なんで電気消さなかったの?」とか「なんで犬のトイレの掃除、きれいにできなかったの?」って叱られることがある。だけど、過去のことを「なんで?」って聞かれても「いやあ、消さなかったしなあ……なんでって言われてもなあ……」って答えに詰まってしまうことが多いんだ。

 それよりも、「どうしたら電気消してくれる?」って聞いてくれたほうが答えやすいかも! 「どうしたら?」はこれからの行動のことだから、「じゃあ、こうやって行動を改めるよ」って、自分に何ができるのか考えて答えることができるんだよね。

 先生にも、「なんでほめてくれないんですか?」って聞くんじゃなくて、「どうしたらほめてくれるようになるんですか?」って聞いてみたらどう? 本当に先生は「基本ほめない」人なのかもしれないけど、もしかしたら違う答えが返ってくる可能性もあるかもしれないよ。できなかった過去のことを聞かれるよりも、できる未来のことを聞かれたほうが答えやすいんじゃないかな。

 誰かにほめられるって、確かにすごくうれしいことだけど、SNSの「いいね!」のようなものを先生に求めてしまっているとしたら、それは難しいかもって思う。別の先生だと、「いいね!」の基準も変わってくる。他人の「いいね!」ばかりを求めるようになってしまうと、心がフラフラしてまどちゃんがつらくなってしまうような気がするんだ。

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