「苦手を克服しているのに、先生がよくないところばかりを指摘してほめてくれない」と言うのは、中学2年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答える本連載。小島さんは「努力はジグソーパズル」と言い、励まします。
【写真】学生時代、タンクトップの小島さん【よしおの答え】
まどちゃんピーヤ、苦手なことにコツコツ取り組むってすごく難しいこと。大人になってからも苦手に向き合うってなかなかできることじゃないよ。それができているって本当にすごいし、頑張っているんだね。よしおはまどちゃんのこと、思いっきりほめたい! ナイスタカラッタナイス!
なかなか人をほめない人って、いるよね。よくないところばかりを指摘してくる人も。芸人の先輩にもいる。それどころか、人格否定のようなことまで言ってくる人も。でもそういう人を変えるのは正直難しい。大人になると、距離を取ったり離れたりすることができる。だから、そういう人からは自然と人が離れていく。でも、先生とまどちゃんの関係ではなかなか離れることも難しいよね。
ひとつの考え方として、「こういうタイプの人がいるんだな~」って一歩引いて見て、相手を反面教師とすることはできるかもしれないね。「自分はこうはならないぞ」って。きっとこれからも、いろんなタイプの人に出会うと思う。その中にはきっと先生と同じでまどちゃんを嫌な気持ちにする人もいる。そのたびに、この「こういうタイプの人がいるんだな~」って受け止める力は有効になるはずだよ。
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