「最近は意識が変わって、小さい子や男性で脱毛をしたいという人も増えました。気になるのであれば、ムダ毛を処理するのはいいことだと思います。ただ、やはり安全性や手軽さを考えるとカミソリが一番。レーザー治療や光脱毛は、痛みを伴いますからね」

 成長期は体毛も増えて目立っていく時期なので、レーザー治療は毛がなくなるのに回数がよりかかることもあり、高校生以上がおすすめ、とも。

「処理をした後は、ジェルを塗るなど保湿がとても大切です」

肌を守ってくれる大切な下着の役割

 第二次性徴期に入ると、下着の選び方も変わってきます。女の子は生理が始まり、胸も大きくなり、男の子も新陳代謝が激しくなり快適な下着が必要に。思春期の下着選びのポイントについてワコールの津久井祐子さんに聞きました。

「下着には、まず衣服内の温度を保ってくれる利点があります。下着や肌着があると汗をかいた後クーラーの利いた部屋に入った時にも体温の調整が利きやすいんです。ほかにも汗や皮脂汚れから洋服を守る機能もあります」

 また、下着の防犯機能としての役割も重要視されています。

「女子はもちろん、男子も、一枚肌着を着ていることで、安心感が増します。適切な下着を身につけることで、周りの視線からも守ることができます」

 体の成長に合わせた下着を身につけることで、動きやすさが変わり、猫背が解消されることも。

「現代の子どもの成長は、親世代に比べて早くなっています。特に女の子は胸がふくらみ始めたら、胸を守る下着を親子で選びましょう」

ブラジャー選びはどうする?

 生理が始まり胸のふくらみが見られると、下着選びを考えるタイミング。変化に戸惑いを持つ子もいるので、親子の密なコミュニケーションが大切です。

「『胸が大きくなって、生理も始まったら赤ちゃんを産む準備ができたんだよ』など、体の成長を前向きに捉えられるような話をしてあげてください」と津久井さん。

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