「ギャンブルと投資は何が違う？」という子どもの質問にどう答えればいい？　人気FPがわかりやすく解説

上手にお金を増やす方法とは？

――銀行に預けるだけではダメ？

横山：すぐに使う予定のないお金は、ひとまず銀行に預けておくと安心だ。しかし、これから先もしばらく使う予定のないお金を、ずっと預金しておくことにもリスクがある。例えば、今は急速な物価高※1が起きていて、同じ金額でも買えるものが減り、お金の価値はどんどん下がっている。さらに大幅な円安※2の影響で、円の価値も下がっている。その一方で、預金の金利はとても低く、銀行に預けてもお金はほとんど増えない。つまり実質的にお金が減っていることになるんだ。

――上手にお金を増やすコツは？

横山：投資にリスクはつきもの。そこでオススメなのが「投資信託」だ。いろんな会社の株などが一つのパッケージにまとめられているので、1社で損をしても、それ以外の会社でカバーすることができる。1社だけに投資するよりも、減りにくい投資ができるよ。さらに10年、20年と長い期間をかけて増やしていくのが安全だね。

　世界全体の株価の推移を見ると、上昇したり下落したりを繰り返しながらも、長期的には上昇し続けている。そのため投資はできるだけ若いうちから始めたほうが、大きな利益が得られる可能性が高い。投資にとって「時間は神様」なんだ。

（取材・文／ジュニアエラ編集部）

※「ジュニアエラ1月号」から抜粋

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