3)子どもの着目ポイントを否定しない
子どもの感想が、本の主要テーマとずれていることはよくあります。でも、それは子どもたち自身のユニークな視点であり、尊重されるべきもの。頭ごなしに否定せず、なぜそこにひかれたのかを聞いていくと、必ずその子なりの理由があります。感想に正解はないことを伝えていきたいですね。
4)完璧な文章力を求めない
読書感想文コンクールに優勝するような文は完璧に見えますが、大人の手直しが入っていることもあります。誰かにほめられるための文章を目指さず、本を楽しく読んで自分なりの感想を書くことができれば、それでハナマル!「一人で最後まで書けてすごいね!」とほめてください。
※「AERA with Kids 2023年夏号」(朝日新聞出版)から抜粋。
(取材・文/玉居子泰子)
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2023年 夏号 [雑誌]
朝日新聞出版
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