【ステップ3】読み終わったら、3枚のふせんの中で、一番心に残ったところをメモ。

 3枚のふせんを貼った中で、一番心に残ったシーンはどこか、それはなぜか、メモしておきましょう。ひとりでは難しい場合は「このシーンのどこがおもしろかった? どうしてそう感じたの?」と親から質問して手助けを。親が感じる「重要シーン」と違っていても、否定したり、決めつけたりしないように注意しましょう。

【ステップ4】原稿用紙に向かったら、「フレームワーク」に挑戦!

「フレームワーク」とは、内容ごとに短めの行に分けて書く方法です。頭から順に書かなくても、書きやすいところから書き進めてOK。

【ステップ5】書き終わったら、声に出して読んでみる。今日はおしまい。

 フレームごとに書いた文をつなげて下書きし、声に出して読んでみましょう。文章がおかしいところや間違いに気づきやすくなります。直したいところは、下書きに追加や修正を書いておきます。消しゴムで消さなくても、横に書いておくだけでいいです。最後まで書けたら大成功! おいしいものでも食べて、翌日の清書に備えましょう。

【終わったら】仕上げは翌日に!フレッシュな気持ちで清書。

 翌日、新たな気持ちで清書します。追加したい文章があれば、「なぜなら」「それからもう一つ……」などの接続詞を書いてつなげていけばOK。清書は誰でも読みやすいように、ていねいな字で書くように心がけます。

※「AERA with Kids 2023年夏号」(朝日新聞出版)から抜粋。本誌では、篠原さん考案の「フレームワーク」という手法や、言葉選びに悩んだときの言い換えなどについても紹介しています。

篠原明夫さん
篠原明夫さん
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2023年 夏号 [雑誌]

朝日新聞出版

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2023年 夏号 [雑誌]
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玉居子泰子
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