早大大学院修了「7 MEN 侍」本高克樹が語る受験「失敗しても『人生』という視野で見たらささいなこと」

――中学受験の思い出は？

　僕、中学受験で落ちてるんですよ。軽い気持ちで受けたんだけど「落ちた……」という挫折感と「僕ってバカなんだ……」みたいなショックで結構しんどかった。まぁ、本気で勉強してなかった自分が悪いんですけど、母親にそれを指摘されて家出もしました。2時間ぐらい（笑い）。

――高校受験のときは猛勉強して受かった？

　そうですね。負けず嫌いだから、というのもあります。今振り返っても中学時代は時間の配分がおかしかった。ジャニーズJr．の仕事もやりつつ、サッカー部も続けて、塾にも行っていました。塾の夏期講習では17時間ぐらい勉強してたことも。受験の半年前から仕事を休んで自分を追い込んで……、まぁそれによって受かるわけですけれど、大人になった今思うのは、そこで落ちたって、「人生」という視野で見たら超ささいなことだったなって。受験とか目の前の勉強を頑張ることは素晴らしいことだけど、失敗したって落ち込み過ぎる必要はない。あとでいくらでも取り戻せますからね。なにより努力したという事実は消えないし、いつか必ず結果につながります。そのことはみんなに伝えたいですね。

――もうすぐ夏休み。思い出に残る自由研究はありますか？

　一応、自由研究に認められたんですけど、家族で行った「北海道旅行記」。当時の「カシオペア」という寝台列車に乗って、函館や襟裳岬に行って、オホーツク海の流氷を砕きながら突き進む船「ガリンコ号」に乗ったりして、ぐるっと一周しました。で、一冊のノートに行った場所、時間などを記録して、写真やチケットを貼って詳細な旅行記を作るんです。親の手を借りながら作ったのは今でも思い出深いですね。自由研究って、終わるとすぐどこかに行っちゃうじゃないですか。でも旅行記ならずっと持っていられるし、あとで見返せば、めっちゃ懐かしい財産にもなる。絶対、おすすめです！

――これからやってみたいことは？