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■まだ時計がしっかり読めません。どう行動を促せばいい?
学校で時計の読み方をまだ習っていない子に「9時20分までドリルをやろう」と言ったところで、伝わらない場合も。親の声かけやタイマーの設定が必要です。アナログ時計の針を見ながら「今、長い針が12だから4まで、このドリルをやってみよう」と伝えます。そのときに、「4までね、9時20分ね」などと時計の針を時間に言い換えて、教えるといいでしょう。
■白坂先生オススメの夏休みの過ごし方は?
時間がある夏休みこそ、読書を楽しんでほしいですね。勉強ではなかなか覚えられない言葉も、読書なら自然と入ってきます。日記もオススメ。文字数は決めず、「お母さん(お父さん)に教えたいことを詳しく書いてね」と子どもに伝えます。1年生は話し言葉と書き言葉を使い分けるのがまだ難しいので、書き出しを「お母さん(お父さん)、あのね」とします。
■夏休みも時間割どおりに過ごしたほうがいい?
「夏休みって遊ばせていいんですよね?」「時間割と同じように学習したほうがいいですか?」と保護者から聞かれることがあります。子どもにとって、遊ぶことと学ぶことはつながっていて、切り離すことはできません。友人と遊ぶことで社会性を身につけますし、遊びが精神的な安定になったりもします。自然体験などを友人家族とするのもいいでしょう。
(取材・文/編集部)
※『AERA with Kids 2022夏号』では、このほか3つの質問に答えてもらっています。
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