「1年生とどう友だちになっていいかわからない」という相談を送ってきてくれたのは小学6年生の男の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。「一緒に楽しめることをしよう」という小島さんの、相手を思いやる距離の縮め方とは。
【写真】大学4年間で「友達ゼロ」だった早稲田卒芸人といえば* * *
【よしおの答え】
学年を超えて年下の子と友だちになりたい、って思える君はとてもすてきだね! 自分とは世代の違う人とどう仲良くなれるかな、っていう悩みは大人も抱えているもの。よしおの周りにも、君と同じ悩みを抱えている人は多いよ!
ちなみによしおは年齢にかかわらず、ガンガン話しかけに行けるタイプ。普段よしおが人に接するときに気をつけていることや、小学生時代に実際にどうやって低学年の子たちと話していたのかを、伝えるね。どんな方法が君に合っているのか、一緒に考えよう!
■「名前」はその人に向けたメッセージ
まずは、年下・年上関係なく、よしおがコミュニケーションで大切にしているのは、「名前を呼ぶ」こと。「当たり前だよ」って思うかもしれないけど、大人になると、役職がついたりして名前を呼ばれるってことが少なくなるんだ。たとえば、「部長」とか「〇〇ちゃんのお母さん」とかね。よしおは仕事柄、現場ごとで初めましてのスタッフさんとかイベンターさん(お笑いイベントを企画したりする人のことだよ)が多いんだけど、そういうときに名前で呼びかけると、一気に距離が縮まる気がするよ。
ポイントは、初対面から名前を呼ぶこと。名前って、その人だけのものだから、「名前を呼ぶ」ってこと自体がその人へ向けたメッセージになると思うんだ。君の学校がどれくらいの人数かわからないから、もう初対面の子はいないかもしれないけど、できるだけ名前で呼ぶことを意識してみて。無意識のうちにできているかもしれないけど、「名前で呼ぶ」ってことはこの先ずっと大切にしてほしいな。自分のことをちゃんと覚えてくれている、ってうれしいよね。ちなみに、初対面でのチャンスを逃しちゃうと名前を聞きづらくなっちゃって……というパターンも大人になると結構ある。だから、最初はやっぱり肝心かな!(実はよしおもよくあるよ(笑)。)
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