「謝る」は当たり前だけど、「クソババア」って言ったあとに謝るのはなかなか勇気がいる……。そこでよしおが考えたのが、「言えなかったごめんなさいを数えてお母さんにプレゼントしよう」作戦!

「お母さんを傷つけてしまった……!」と思ったら、その度に50円ずつとかためるんだ。ある程度たまったらお母さんにお花とかを買って、そのときにいままで言えずにたまっていたごめんねも一緒に伝える、っていう作戦だよ。

 もしお金をためるのが難しかったら、たとえば10回言ってしまったら肩たたき券をプレゼントするとか、20回言ってしまったらお風呂掃除のお手伝い券をプレゼントするとかでもいいかもね。

 渡すタイミングは、母の日やお母さんの誕生日やクリスマスなんかが絶好のチャンス。普段の生活でプレゼントを渡すっていうのはなかなか照れてしまうからね。こういうときに、記念日をおもいっきり有効活用するのはいい案だと思うな! もちろん、すぐ謝れるなら謝ったほうがいいと思うけどなかなか照れちゃうよね。

 あとこの作戦は、お母さんには内緒でやったほうがいいような気がするな。そのほうがプレゼントしたときのサプライズ感が倍増して、すごく喜んでくれると思うよ!

■言葉を変えると心も変わる?

 あと、よしおが気になるのは言葉遣い。よしおも「クソババア」って言っていたから偉そうなことは言えないんだけど、荒々しい言葉遣いをしていると余計に心も荒々しくなっていっちゃうのかな、って思った。言葉と心はつながっているからね。逆に、言葉をまろやかにしたら心も落ち着くのかな、って思う。

 よしおは、奥さんとケンカしているときに、奥さんがイライラしていてキレそうだったから、「なにイライラしてんだよ」って言おうとしたんだ。だけど、「なにキレてんだよ」って言葉と混ざっちゃって、ケンカの最中なのに「なんでさっきからキラキラしてんだよ」って、ものすごくほめちゃったことがあるんだ(苦笑)。そうしたら、奥さんも思わず噴き出しちゃって、ケンカムードが一気になごんだことがあった。言葉の力で空気がパッと変わった経験だね(ただの言い間違いなんだけど……)。

NEXT「クソババア」じゃない言葉
1 2 3 4