話題の映画「天気の子」が公開される。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説する、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』8月号では、「天気の子」でヒロインの声を担当する森七菜さんにインタビューした。
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2016年に記録的ヒットとなった新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」は、東京に住む男子高校生と田舎町の女子高生が、夢の中で、体が入れ替わるストーリー。舞台となった場所を「聖地巡礼」と、多くの人が訪れ、ブームとなった。
あれから3年。新海ワールド全開の最新作、「天気の子」が7月19日(金)からいよいよ公開される。
「天気の子」は、離島から家出して東京にやってきた少年・森嶋帆高が、空を晴れにできる不思議な能力をもつ少女・天野陽菜と出会う物語だ。
ヒロインの声、陽菜役を射止めたのは、オーディションで約2千人を超える中から選ばれた森七菜さんだ。彼女に「天気の子」について、話を聞いてきたよ。
――オーディションでヒロインの陽菜役が決まったときは?
今までもいろいろなオーディションを受けてきました。オーディションでうまくいかなくて泣いたこともたくさん。そんな経験から、できるだけの準備は必ずしてきましたが、声優は今回、初挑戦。何回も自分の声を録音して聞きなおしたり、「君の名は。」のヒロイン・三葉役を私流にやってみたり。受かったときは、信じられませんでした!
――登場人物に声を吹き込むアフレコはどうでしたか?
最初のセリフは「ふたり知り合い?」だったんですが、感極まりました。とても緊張していたんです。監督たちが私の声を聞いてこの子じゃなかったなと思ったらどうしようって。でもみなさんやさしくて、君を選んだんだから大丈夫だよって(笑い)。今は、陽菜は私のものなんだという自信と決意が生まれています!
――好きなシーンは?
陽菜が出てくるシーンだと浴衣を着て花火大会の会場を晴れにする場面がすごくきれいで鳥肌が立ちました。
映画全体では、主人公の帆高と陽菜、陽菜の弟の3人でいろいろな人のところに晴れを届けに出かけるシーンです。映像にあわせたRADWIMPSの音楽もすごくいいんです。
――最後にみなさんへメッセージを。
天気は私たちにとって身近なものなので、映画のストーリーに共感できるところがたくさんあるはず! 帆高と陽菜の恋のゆくえも気になりますよね。この映画を見たあと、好きな人に電話したり、メールしたり、会いたくなったりしてもらえればいいな。
※月刊ジュニアエラ 2019年8月号より