このため、数人の選手がつまずいたり、越えられなかったりした。すべてのハードルが正規の高さに戻されたのは、レースの中盤だったという。

■空飛ぶ消火ロボ「ドラゴンファイヤーファイター」参上(2018年5月30日 仙台市)

 水をジェット噴射して空中を自在に移動し、狙った場所に消火ホースを届かせるロボットを、東北大学の田所諭教授(ロボット工学)たちの研究チームが開発した。製造業の会社と協力して実用化を目指すという。

 消火ロボの名前は「ドラゴンファイヤーファイター」。高所など消防士が近づきにくい場所の消火に使う。ホースの先端と中間に装置を取り付け、それぞれ四つの穴から水を噴射して空中を移動する。離れた場所から操作し、熱分布を画像で表す特殊カメラを使って火元を探すこともできる。

 今回の試作機のホースは全長3メートル。今後、10~20メートルに伸ばし、はしご車の先端に取り付けるなど研究を進め、実用化を目指す。

※月刊ジュニアエラ 2018年9月号より

ジュニアエラ 2018年 09 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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