男の子がピンクなんて…と言われたら親はどう答える? 男子を子育て中の専門家がアドバイス 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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男の子がピンクなんて…と言われたら親はどう答える? 男子を子育て中の専門家がアドバイス

篠原麻子AERA#AERAwithKids
男の子だから、女の子だからにとらわれない子育てには、親の意識が大切だ(写真/iStock)

男の子だから、女の子だからにとらわれない子育てには、親の意識が大切だ(写真/iStock)

 ジェンダーバイアスが入り込まない子育てをするにはどうしたらいいのか。ジェンダーバイアスの影響が大きいトラブルを扱う弁護士で、『これからの男の子たちへ』(大月書店)の著者・太田啓子さんに、性別にとらわれない子どもを育てる極意について話してもらいました。好評発売中の『AERA with Kids夏号』からお届けします。

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 仕事柄、重要な意思決定に関わるポジションから排除されやすいのも女性だし、家事育児の負担にあえいでいるのも女性だと日々実感しています。一方で男性は今のシステムに おいて無意識に利益を享受している側なので、なかなか気づいてくれません。しかも差別は悪人が行うとは限らない。無自覚な思い込みですから。難しいけど、これからは男性にも気づいてもらいたいですよね。

 私は2人の男の子の母親ですが、気づける人になってもらいたいと願っています。ふだんから親が気をつけていても、周囲からは「男らしい」「男の子はやんちゃでいい」「男の子は泣かない」といった間違ったメッセージがそれこそシャワーのように毎日ふりかかってきます。でも、そういう具体例は、子どもにジェンダー平等意識の種をまいて耕すためのいい機会とも言えます。私はその都度伝えてわかりやすく説明したり、子どもの意見を聞いてみたりします。子どもが自分で考えて行動する助走につきあう感じでしょうか。

 たとえば男子がピンクが好きなんておかしいと言われたとしたら、「ピンクが好きなことはちっともおかしくないし、そう言う人のほうがおかしいと思うよ。それを言われて傷つくのは心配だけど堂々としていていい。 ピンクの服を着るか着ないかは、あなたの権利だし自由だよ」など、自分の気持ちを伝えます。

 もうひとつ、わが家のジェンダー教育に欠かせないことの一つに、マンガがあります。親子そろってマンガが大好きなので、気になるテーマの本を家に置いておき、感想をあれこれ話し合ったりしています。今は深いテーマのものがたくさんありますよ。私はフィクションには想像力を育てる力があると信じています。

 ジェンダーバイアスは、無知と想像力の欠如から生まれるものです。将来の大人のために、ぜひジェンダーに関する知識と理解、そして想像力を育ててあげてください。

※『AERA with Kids夏号』では、弁護士の太田さんおすすめの「育児×ジェンダー」の参考本やマンガを紹介しています。親子で読むのにおすすめなので、ぜひご覧ください。

(構成 篠原麻子)


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