このサバイバルシリーズを夏休みの「自由研究」に発展させることもできる。そのヒントになるのが毎年行われている「サバイバル壁新聞コンテスト」。

「もしも自分が主人公と同じようなピンチに合ったら?」「サバイバルの続編を作ってみよう」「今ニュースで話題になっている科学技術について調べてみよう」など、テーマに沿って、壁新聞を作り、コンテスト形式で競うもの。全国の小・中学生を対象に、個人やグループでの参加を募っている。

 学校ぐるみでこのコンテストに応募しているところもある。東京都の白百合学園小学校では、第5回、6回と連続で団体賞を受賞し(第6回は最優秀団体賞)、第7回では個人で優秀賞を受賞した常連校。

「4年生の総合学習の授業でこの壁新聞に取り組んでいます。もともと、防災をテーマにした授業をしていたのですが、『サバイバルシリーズ』には地震や火災など防災に関するテーマも多く、子どもたちに人気の本だということも知っていたので、壁新聞への応募という形で研究発表することにしました。7、8チームに分けてやっているのですが、『ほかのグループと同じ内容にならないようにしよう』『先輩たちの作品を超えたい』という意識も手伝ってか、皆積極的に取り組んでいます。防災に関する知識も増えました」(小肩典子先生)

 発売中の『AERA with Kids夏号』(朝日新聞出版刊)では、67巻までのラインナップを解説つき全紹介。どれから読んでいいかわからない子のために、おすすめの1冊が見つかるフローチャートなども載っているので、夏休みの読書の参考に!

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 夏号 [雑誌]

高濱正伸,安浪京子

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 夏号 [雑誌]
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AERA編集部
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