女子高生も「エダノン」と叫ぶ 立憲民主・枝野幸男の変わらない政治の原点 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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女子高生も「エダノン」と叫ぶ 立憲民主・枝野幸男の変わらない政治の原点

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澤田晃宏AERA#2017解散総選挙

東京・秋葉原駅前に集まった聴衆に「右でも左でもなく、前へ」「下から、草の根の民主主義を取り戻す」と枝野氏は呼びかけた(撮影/西岡千史)

東京・秋葉原駅前に集まった聴衆に「右でも左でもなく、前へ」「下から、草の根の民主主義を取り戻す」と枝野氏は呼びかけた(撮影/西岡千史)

枝野氏の趣味はカラオケ。福地氏は司法修習時代を振り返り「カラオケボックスにはよく行った。枝野が歌うのは演歌ばかり。歌う前後に一礼して、とにかく声が大きかった」(撮影/西岡千史)

枝野氏の趣味はカラオケ。福地氏は司法修習時代を振り返り「カラオケボックスにはよく行った。枝野が歌うのは演歌ばかり。歌う前後に一礼して、とにかく声が大きかった」(撮影/西岡千史)

枝野幸男氏の歩み(AERA 2017年10月30日号より)

枝野幸男氏の歩み(AERA 2017年10月30日号より)

 女子高生までもが「エダノン」と叫んだ。市民目線の立憲民主党を率いる枝野幸男氏。彼の政治家人生をたどると、今につながるブレない芯が見えてきた。

【カラオケが趣味だという枝野氏と年表はこちら】

*  *  *
 民主党から政権を奪還した験担ぎで自民党の“聖地”となった東京・秋葉原。投開票日まであと3日と迫った10月19日、「枝野」「エダノン」と叫ぶ約3千人(主催者発表)の傘の花が咲いた。

 3カ月前の東京都議選では、聴衆の一部から「安倍やめろ」コールが起こり、自民惨敗の引き金を引いた場所でもある。聴衆を指さし、「こんな人たちには皆さん、私は負けるわけにはいかない」と発言した安倍晋三首相を意識したのか。マイクを握った立憲民主党の枝野幸男代表は演説終盤で聴衆を指さし、

「立憲民主党をつくったのは枝野幸男ではありません。私の背中を押して『枝野立て』と言ってくださったあなたがつくった政党、それが立憲民主党です」

 選挙戦終盤で台風の目となったのは立憲民主党だった。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の調査(10月12~15日)では、立憲は公示前勢力から大幅に議席を増やし、野党第1党に迫る勢いを見せている。「排除発言」で失速した希望の党の小池百合子代表が色あせる一方、安保法制廃止など民進党時代の主張を貫き、反自民の受け皿となって選挙戦の主役となった枝野氏。彼はどんな人物なのか。

■損得なしに動く人

 弁護士の福地直樹氏は1989年7月から1年4カ月にわたる司法修習時代を、枝野氏とともに仙台で過ごした。民進党が希望の党に合流するニュースに耳を疑ったと福地氏は言う。

「枝野が小池百合子さんと一緒にやるとは思えなかった。小池さんには、弱者に寄りそうような姿勢が見えない。だけど、枝野は損得なしに動く人だ」

 枝野氏は東京オリンピックがあった64年、宇都宮市のサラリーマン家庭に生まれた。祖父は政治に関心が強く、「憲政の神様」と呼ばれた尾崎行雄を尊敬していた。名字に合わせ画数の良いものをと、宇都宮の二荒山神社で同じ読みの「幸男」と命名された。

 小学校で児童会長、中学では生徒会長。宇都宮高校時代は校内弁論大会で「日教組問題」などをテーマに3年連続で優勝した。その一方で、中学、高校時代は合唱部に所属し、中学校ではNHK全国学校音楽コンクールで2年連続優勝している。


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