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貯金箱感覚で株や債券を買う「おつり投資」が静かなブーム

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森田悦子AERA

アプリを通して小銭を貯金する感覚で投資できるトラノコ。投資は5円から可能だ(写真部/大野洋介)

アプリを通して小銭を貯金する感覚で投資できるトラノコ。投資は5円から可能だ(写真部/大野洋介)

 老後資金や子どもの教育資金――。お金の悩みは尽きない。マイナス金利の今、貯金だけじゃダメだと分かっているけど……。金融商品に下手に手を出して金融機関の言いなりになって損をすることも。AERA 10月9日号では「資産運用」を大特集。こんな時代だからこそ、本当の投資を教えます。

老後不安もあるしお金は殖やしたい。でも投資は腰が引ける。そんな人におすすめなのが、少額投資だ。初心者でも元手がなくても、「怖くない投資」は結構あるんです。

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「フェイスブックでシェアされているのを見て、『これなら私にもできるかも』と思いました。なにしろ、買い物の『おつり』ですから」と話すのは「おつり投資」サービスを使って初めての投資にチャレンジ中の会社員、黒田絵里奈さん(30)だ。買い物時の「おつり」をプールし、投資信託を購入している。

「全部おまかせで、手間がかからないところも気に入っています。おつり投資を始めてからは、為替や株価のニュースにも興味を持って見るようになってきました」

 黒田さんが利用するのは、フィンテックベンチャーのトラノテックが8月にリリースしたおつり投資アプリ「トラノコ」だ。普段の買い物のおつりにあたる小銭で世界の株や債券に分散投資するサービスだ。

 たとえば、278円の買い物をするとき、多くの人は300円払ったつもりでいるものだ。だったらそのおつりにあたる22円を、投資に回すというわけだ。おつりの計算単位を500円に設定しておけば、222円が投資されることになる。

●「投資は怖い」を払拭

 実際は買い物するたびに、おつりが投資されるわけではない。「マネーフォワード」などの家計簿アプリを利用している人なら、そこに登録した買い物データからおつり情報が捕捉される。家計簿アプリを使っていなくても、電子マネーやクレジットカードを登録すると、これらを利用した買い物データからおつりの額がわかるという。


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