復興政務官として福島市のリンゴ農家を視察する小泉進次郎氏。東日本大震災前から共助としての寄付について考えてきたという (c)朝日新聞社
復興政務官として福島市のリンゴ農家を視察する小泉進次郎氏。東日本大震災前から共助としての寄付について考えてきたという (c)朝日新聞社

 政府を去っても何かと動向が注目される、小泉進次郎氏。国会は開かれなくてもちゃんと活動しています。今の関心は……

 相変わらず期待を集める進次郎氏が今、関心を寄せていることがある。「寄付」だ。寄付文化がない、と言われがちな日本で、もっと寄付のことを考えてもらうきっかけとし、根付かせよう。

 そんな思いから、人に贈り物をすることの多い12月を「寄付月間」にしようと、NPOや企業などが集まって活動を始めた。ロゴマークつきのピンバッジを作ったり、イベントを開催したりして、さまざまな形でPRする。この活動に、進次郎氏も大きな期待を寄せているという。

 長らく東日本大震災の復興に取り組んできた進次郎氏。今でも毎月のように被災地に足を運んでいる。その中で、寄付の重要性を感じたのか──。

 と思いきや、寄付に思いを致すようになったルーツはその生い立ちにあった。

 進次郎氏の父はご存じ、元首相の純一郎氏だ。進次郎氏が1歳の時に離婚し、地元の横須賀に彼を引き取った。

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