写真右:建築系(総合建設会社)内定和野内(わのうち) 遥さん建築学部建築学科4年(岩手県立 盛岡第一高等学校出身)写真左:機械系(自動車メーカー)内定松田 直大(なおはる)さん工学研究科 機械工学専攻 修士課程2年(神奈川県 私立 橘学苑高等学校出身)
写真右:建築系(総合建設会社)内定
和野内(わのうち) 遥さん
建築学部建築学科4年(岩手県立 盛岡第一高等学校出身)

写真左:機械系(自動車メーカー)内定
松田 直大(なおはる)さん
工学研究科 機械工学専攻 修士課程2年(神奈川県 私立 橘学苑高等学校出身)

自分が何をしたいのか、学生時代に見つめることができる環境は貴重だ。工学院大学は就職に強いことで知られている。それは就職支援センターを中心に、多角的かつ体系的に人材育成に取り組んでいる結果に他ならない。学生たちは工学院大学で、どんな経験をするのだろうか?

 工学院大学では、学生が関わるあらゆる活動を「成長の機会」と捉えている。実践を通した人間的な成長を重視しており、在学中はそのための機会も豊富だ。学生たちはそれぞれの専門分野がどのように実社会で活(い)かされるのかを体感したうえで、就職活動に臨む。就職支援部の佐野勇一郎次長は、同大学が就職に強い(下記グラフ参照)背景として、学生に接する各セクションの連携を挙げる。

「主に、入学時から学生のキャリア形成を支援するキャリアデザインセンター、学生プロジェクトやクラブ活動などの機会を支援する学生センター、先端の研究に基づく教育を行う教員・研究室、そして大学生活で得た知識や技術、資質や特性を就職へつなげる就職支援センターが、互いに連携しながら学生の育成をサポートしています」

■プロジェクトや学外研修で主体的にキャリアを考える

 総合建設会社に入社が決まった和野内遥さん(建築学科4年)は、選択できる研究室の多さや、建築分野の基礎知識を学んだうえで専門・学科を選べる柔軟なカリキュラムに魅力を感じ、工学院大学へ進学した。

「建築分野に興味はあったのですが、受験の時点で、どの分野を学びたいかを決めきれず、入学後に学部共通で幅広く建築分野の基礎を理解し、3年次から学科を選べるシステムはとても良かったです。建築学部だけで1学年で300人を超える学生規模も、多彩な設計作品に触れられるメリットの大きさを感じました」

 学生たちが納得して専門分野を選ぶ環境は、学びやキャリアを自らデザインする主体性を育む。

 来春に自動車メーカーに入社する松田直大さん(機械工学専攻・修士課程2年)は、高校時代からモノづくりにひかれていた。同大学を選んだのは、工作機械を使用する加工演習の機会が多かったからだ。実践的で先端の研究に取り組める大学院への進学は、入学時から視野に入れていた。課外活動では、世界大会で準優勝の戦歴を誇る学生プロジェクトのソーラーチームに所属し、現在はチームリーダーとして50人以上のメンバーを束ねる。

「学生自らが設計・製作をしたソーラーカーで世界一になることを目指して奮闘しています。在学中、もっとも力を入れた活動といえるでしょう。社会に出て何をしたいのかを見極める経験になりました」

恵まれた環境の中で学生たちは選択肢を広げ、やりたいことを実現していく
恵まれた環境の中で学生たちは選択肢を広げ、やりたいことを実現していく

 学生プロジェクトは、理工学の知識を活かした学生主体の創造活動で、全学部横断で多くの学生が所属する。産学連携のプロジェクトも多く、貴重な実体験の場だ。松田さんはソーラーチームを通じて、サステナブルな社会の実現のために、ともに夢を創造できる企業への進路を決めた。一方、和野内さんは単位認定型のインターンシップに参加したことが進路を決めるきっかけとなった。

「私は3年の夏、総合建設会社で2週間のインターンシップに参加しました。一般には募集していないもので、実際に現場で職人さんと接するなど施工管理者の実務を体験でき、就職先企業と職種を決めるうえで参考になりました」

 同大学では低学年から参加できる単位認定型のインターンシップも用意されている。学生プロジェクトも低学年からのインターンシップも、学生センターやキャリアデザインセンターなど各セクションが連携して支援しており、学生個々のキャリア形成へ着実につなげていく体制が整っているのは同大学ならではの強みだ。

■経験豊かなカウンセラー学生に寄り添った就職支援

 就職活動に際しては、二人とも就職支援センターにエントリーシートを添削してもらっている。

「複数のカウンセラーから、それぞれ違った角度で助言していただいたことが、とても参考になりました」(和野内さん)

「カウンセラーの中に第1志望の企業に勤めていた方がいて、技術者目線での添削や入社後のアドバイスをいただけたのは貴重でした」(松田さん)

教員や職員と学生の距離が近く親しみやすい校風。コロナ禍でオンラインやメールでの個別相談も増えたが、一人ひとりに寄り添う姿勢は変わらない
教員や職員と学生の距離が近く親しみやすい校風。コロナ禍でオンラインやメールでの個別相談も増えたが、一人ひとりに寄り添う姿勢は変わらない

 就職支援センタースタッフやキャリアカウンセラーは年間約2千件の個別面談を行う。担当を一人に決めないのは、複数のアドバイスを得られるほうが成果に結びつきやすいからだ。カウンセラーには民間企業の採用に携わっていた経験者も多く、実践的な指導ができる。

「学生プロジェクトのような課外活動と、研究室を通じて構築された卒業生のネットワークも強く、就活生には心強いつながりだと思います」(佐野次長)

 ともに第1志望の企業に内定が決まった二人は、どんな社会人を目指しているのだろうか。
「学生生活を通して、知識や技術だけでなく、プロジェクトの全体像を把握し、総合的に考える力を身につけました。それを活かし、世界中の人に夢を与えるような製品づくりをしたいと思っています」(松田さん)

「社会に出てからも積極的に学ぶ姿勢を大切にし、建築技術者として、建物の安全を支えることに貢献したいです。街のランドマークに携わっていきたいですね」(和野内さん)

 夢を思い描き、実現するための支援がある。豊かな学生生活が、自信を持って社会に踏み出すための礎となっている。

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問い合わせ/工学院大学 アドミッションセンター
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提供:工学院大学