中学受験で英語入試が主流化 2020年教育改革で現場はこうなる

岡田慶子dot.
 大学入試改革、小学校3年生からの英語必修化など、2020年度は教育が大きく変わる。現場の学校や受験はどんな影響を受けるのか。私立小学校、中学受験、大学受験の3つの視点から、専門家に予測を聞いた。「AERA English 特別号 英語に強くなる小学校選び2020」(朝日新聞出版)からお届けする。

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■私立小学校=英語の授業数が増える

 私立小学校や一貫校の英語教育のコンサルティングをするジャパンリード株式会社の安本真樹さん。教育改革を受けて私立小学校も変化するだろうと予測する。

「英語教育を特色にうたっている私立小は少なくありませんが、公立小で英語が教科化されることや時流を受けて、高度な英語力を身につけられることを掲げる学校はさらに増えるでしょう。公立以上の効果をあげるために、英語の時間を増やす学校も少なからず出てくると思います。しかしイベントやほかの科目を削るわけにはいかないし……となると、全体の授業時数やコマ数を増やさざるを得ない状況と言えます。また、いかに自宅での学習を充実させられるかが今後の課題でしょう」

 もうひとつ考えられる変化は、第二外国語の習得だ。

「一部の私立中学・高校で中国語やフランス語など、第二外国語を学べる学校が増えていて、今後小学校でも導入される可能性があります。特色ある外国語教育を模索する流れも出てくるかもしれませんね」

■中学受験=入試の多様化がぐっと進み、英語受験校も激増

「ここ数年の中学受験の変化は目をみはるものがあります」と語るのは、首都圏模試センター・北一成さん。

「従来の国算理社4教科受験型から、算数1科で受験できたり、2科選択して受験できたりするケースが増えています。全教科まんべんなくできる必要はなく、得意科目で勝負できる学校が増えています」

 2019年度の入試で目立ったのは英語選択入試の学校が増えたこと。

「首都圏で14年にはわずか15校だったのが、19年は125校にまで増加しました。名門校・慶應湘南藤沢中が英語入試を新設したことや、小学校英語教科化が後押しして、今後さらに 増加していくでしょう」

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