小学生に読んでほしい「図鑑」を、千葉県立中央博物館分館 海の博物館 分館長の斎木健一さんに選んでもらいました。今回は、生きもの・昆虫・恐竜の図鑑をピックアップしてお届けします。

MENU はっけんずかん きょうりゅう 新版 じぶんでよめる さかなずかん 講談社の動く図鑑MOVE はじめてのずかん みぢかないきもの 生きものつかまえたらどうする? 学研の図鑑LIVE 危険生物 新版

はっけんずかん きょうりゅう 新版

真鍋 真/監修 工藤晃司/イラスト Gakken 2178円

 イラスト+解説文のページと、窓開けイラストのページがあり、窓をめくると別の姿が見えます。迫力ある恐竜が飛び出してくるような窓もあり、読み聞かせで子どもも興味を持つかもしれません。厚紙で丈夫です。

『はっけんずかん きょうりゅう 新版』(Gakken)

じぶんでよめる さかなずかん

成美堂出版編集部/編著 成美堂出版 1100円

 ひらがなとカタカナだけで記されています。難しい表現をさけていますが、内容は興味深い。サクラエビの説明には「うみのそこには、いっしょう、おりません」。白身魚の白身の説明には「すばやくうごけるさかなの、みです」など、大人も楽しめます。

講談社の動く図鑑MOVE はじめてのずかん みぢかないきもの

瀧 靖之、今泉忠明/監修 講談社 1760円

 子どもがどんな生きものに興味を持つか、わからないときにおすすめの図鑑です。動物、植物、鳥、昆虫など、さまざまな生きものが紹介されており、子どもの反応を見て、次の一冊を選びやすいようになっています。

生きものつかまえたらどうする?

秋山幸也/文 松橋利光/写真 こばようこ/絵 偕成社 1650円

 ダンゴムシやバッタ、トカゲやカエルから、ペットショップで買ったクワガタムシやキンギョまで、家に連れて帰るまでと家での飼い方、飼えなくなったらどうするかの3点が丁寧に解説されています。飼育の前にしっかり読んでほしい一冊です。

学研の図鑑LIVE 危険生物 新版

今泉忠明/総監修 Gakken 2420円

 猛獣や毒ヘビから毒草や毒キノコまで、さまざまな危険生物を紹介。スマホでトラや毒グモの3DCG動画も見られます。家や庭を背景に写すこともできるので、身近にいるような合成写真を楽しめます。

(取材・文/AERA with Kids編集部)

※AERA with Kids2022年春号より抜粋、一部を加筆修正

※価格は税込み、掲載当時のものです。

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AERA with Kids編集部
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