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『SUNNY』苦戦の広瀬すず、“絶対に負けられない”事情とは?

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藤原三星dot.
広瀬すず (c)朝日新聞社

広瀬すず (c)朝日新聞社

■大根仁監督作品にどうしても出たかった理由

 同世代のみならず、中高年層からも熱い支持を受け、まだ20歳ながらも“国民的女優”としての風格すら漂わせ始めている女優・広瀬すず(20)。その活躍は、途切れることのないCM出演の本数を見ても明らかだが、そんな全方位的な人気を博す彼女の最新主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が現在、公開中だ。

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 広瀬は篠原涼子(45)とW主演で、篠原演じる主人公・奈美の高校時代という役どころ。現代と90年代が同時進行で描かれ、広瀬は90年代にルーズソックスとガングロで繁華街を闊歩していたいわゆる“コギャル”を熱演している。監督は『モテキ』(2011年公開)や『バクマン。』(2015年公開)でヒットを飛ばした大根仁。東宝の敏腕プロデューサー・川村元気と久々にタッグを組み、音楽監督は小室哲哉という盤石の布陣だ。

「今回の広瀬の起用は『篠原涼子と実は似ている』という理由で大根監督からオファーがあったとか。広瀬も本作の原作である韓国版『サニー 永遠の仲間たち』が大好きだったことと、大根作品への憧れからこのオファーを承諾したと明かしています。また、意外にも以前、大根監督作品のオーディションで広瀬は落とされたことがあるんです。広瀬が初の大役を務めた『海街diary』(是枝裕和監督、2015年公開)よりも前の話で、広瀬がまだ中学2年生だったときのこと。当時のオーディションについて、大根監督は後年、『“演技的な運動神経”が抜群だった』と振り返っています」(映画ライター)

 念願かなっての大根作品初出演とあり、本人の意気込みは相当なものだったとか。それゆえ映画公開前はバラエティー番組や雑誌に多数出演し、いつも以上の大プロモーション活動を敢行。加えて、「韓国で大ヒットした映画を日本の90年代という設定に置き換え、TKソングが流れまくる映画」と聞けば、大根×川村コンビで大ヒットを飛ばした『モテキ』を彷彿とさせる“勝利の方程式”をも感じる。だが、これが意外にも興行的に苦戦中との報道が……。

 『SUNNY』が封切られて初めての週末(9月1~2日)のランキングでは、動員12万8000人、興収1億5400万円で第7位の成績(「映画.com」ランキングより。以下同)。第2週の週末興行成績でも2位『検察側の罪人』、3位『銀魂2 掟は破るためにこそある』、5位『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』、6位『カメラを止めるな!』の後塵を拝して7位となり、「最終的に10億円を超えるかどうか」(前出の映画ライター)といった結果に。興収10億円なら東宝系大作映画としては赤字を意味する。この予想外の結果を、ある映画関係者はこう分析する。

「キムタクとニノ(嵐の二宮和也)の初共演で話題をさらった『検察側の罪人』とバッティングしたのが不運でした。キムタクとニノもさまざまなバラエティー番組や雑誌で大プロモーションを稼働していましたが、やはり、この2人の“画”は強烈。元SMAPと嵐がタッグを組んだわけですからね。篠原涼子と広瀬すずではちょっと厳しかった。あと、1作目が38億円と大ヒットした小栗旬主演の『銀魂』の続編や、『シン・ゴジラ』を追い抜いて興収100億円突破を視野に入れた『劇場版コード・ブルー』、リピーターがひっきりなしの話題作『カメラを止めるな!』も好調ですから、本当にタイミングが悪かったとしか言えない。この映画自体は世代を超えて泣ける映画だし、もっとヒットすべき映画なのですが……」



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