「食事前には机の上を片付けてすっきりした状態にしてテーブルに移ります。ただ、テキストや勉強道具をきれいに片づけてしまうと、続きを始めるのがどうしてもめんどうになってしまいます。それではやる気も落ちるので、同じ高さのワゴンを机の隣に置き、引き出しの最上段にやりかけの勉強道具を入れることで、すぐに再開できるようにしています」

 また、リビングに置きたいものの代表が辞書や図鑑類。

 中学受験専門の個別指導教室「SS-1」代表の小川大介先生は、「本を読んだり、テレビを見ていたりすると、知らない言葉が出てきます。そのとき、気になったらすぐ調べられるように、いつも辞書や図鑑はいつも手元にあるのが理想です。それを積み重ねることで、辞書は日常的なものへと定着していきます」と話します。

「図鑑は入学などのタイミングにこだわらず、子どもが興味を持ったときに与えるのがいいでしょう」と小川先生。

 とはいえ、書店にはさまざまな図鑑が並んでいるので、選ぶのに迷っていまいます。

「そんなときは、図書館へ足を運び、実際にたくさんの図鑑を見せてあげてください。そして、しばらくお子さんの様子を観察してみて、一番興味のありそうな図鑑を買ってあげるといいでしょう」(小川先生)

※『AERA with Kids春号』より

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2017年 04月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部
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