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首都圏にもオスプレイがやってくる?

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オスプレイの残骸が散らばる海岸。事故の調査は日米地位協定により米軍に委ねられていて、日本側は加われない (c)朝日新聞社

オスプレイの残骸が散らばる海岸。事故の調査は日米地位協定により米軍に委ねられていて、日本側は加われない (c)朝日新聞社

 昨年末に沖縄で重大事故を起こしたオスプレイ。今年は国内での飛行がさらに増えそうだ。そもそも、オスプレイとはどんな航空機だろう? 毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、朝日新聞社会部・福井悠介さんの解説を紹介しよう。

■国内で初の大事故

 昨年12月13日の夜、沖縄本島の北東部にある名護市の海岸付近で、アメリカ(米)軍の輸送機オスプレイが不時着しようとして、大破する事故が起きた。2012年に、地元の人たちが激しく反発するなかで、宜野湾市の米軍普天間基地にオスプレイが配備されてから、国内で初めて起きた大事故だ。

 米軍や日本の防衛省によると、事故を起こしたオスプレイはその夜、沖縄本島から約70キロメートル離れた海の上を飛びながら、別の飛行機から燃料をもらう空中給油の訓練をしていた。その最中に、飛行機からのびた燃料を送るホースに、オスプレイのプロペラの羽根がぶつかって壊れ、基地に戻れなくなった。風が強くて機体がガタガタと揺れる乱気流が起きやすい気象条件だったうえに、暗い夜にほかの飛行機と近づいて行う空中給油は難しく、操縦をミスした可能性もあるようだ。

 米軍は、いったん沖縄のオスプレイの飛行を停止したが、オスプレイの機体そのものに欠陥はないからと、事故の6日後に飛行を再開させた。さらに、3週間あまりたった今年1月6日には、空中給油の訓練も再び始めた。

 日本国内で起きた事故だが、原因は米軍が調べている。海の上で起きた事故なので、日本の海の警察・海上保安庁も捜査をしようとしたが、米軍の協力を得られなかった。米軍の日本での活動を保証する日米地位協定で、基地の外でも米軍の警察活動を認めていることが背景にある。

■今後も日本各地を飛ぶ

 オスプレイは、ミサイルや爆弾を積む戦闘機や爆撃機とは違って攻撃用ではない。兵士を前線に運ぶための輸送機だ。イラクやアフガニスタンでの戦争でも使われた。普天間基地には事故機も入れて計24機が配備されている。


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