30年半の凍結保存から見事に復活した最強生物「クマムシ」のナゾ (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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30年半の凍結保存から見事に復活した最強生物「クマムシ」のナゾ

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「クマムシ博士」こと堀川大樹さんと、堀川さんが考案したクマムシのキャラクター「クマムシさん」のぬいぐるみ(撮影/写真部・堀内慶太郎)

「クマムシ博士」こと堀川大樹さんと、堀川さんが考案したクマムシのキャラクター「クマムシさん」のぬいぐるみ(撮影/写真部・堀内慶太郎)

「体が乾燥すると、生物の体をつくる設計図であるDNAが壊れてバラバラになります。超低温・高温・高圧・放射線などのストレスも同じような作用をします。乾燥に耐えるクマムシはDNAが壊れないように防ぐしくみを持っているので、ほかのさまざまなストレスにも耐えられるのだと考えられます」

 将来、科学がさらに発達して、クマムシが備えているタフな体のしくみを人間にも取り込むことができたら、遠い宇宙へ旅をしたり移住したりするときに役立つのではないか。堀川さんは、こんな夢も抱いて研究を続けている。

※寒天培地=寒天を用いてつくった微生物のすみか。クマムシが寒天の上を歩行し、エサを食べることができる。


【身近にもいるクマムシ】
 クマムシは道端のコケの中にもいる。水分を含んだ緑色のコケの中からは活動状態のクマムシが、乾燥したコケの中からは、乾眠状態のクマムシが見つかることがある。クマムシを見つけて顕微鏡で観察したい人は、堀川さんのブログ「むしブロ」などを参考にしよう。検索サイトで「クマムシ 採集観察」というキーワードを入れると見つかるよ。

※月刊ジュニアエラ 2016年9月号より


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