『空洞のなかみ』(1500円+税/毎日新聞出版)/前半が小説、後半は仕事で経験したあれこれのエピソードや思いを綴ったエッセーという異色の体裁。コロナ禍の「空白」の中で思いがけず俳優・松重豊の創作意欲が爆発し、記念すべき初の著作となった(撮影/写真部・掛 祥葉子)