ゆきぽよ:大きいことでしたね。ギャルじゃなかったら、今のこの生活もなかっただろうし、違う人生だったと思うんで、ほんとにギャルに感謝してます。
林:ギャルになるのに必要な要素が四つあって、つけまつげに……。
ゆきぽよ:スカルプ(スカルプネイル。人工爪を自爪に密着させ、爪の長さ出しや形を整えるネイルアート)、エクステ、カラコン(カラーコンタクト)、ツケマ(つけまつげ)です。ギャルの必須アイテムです。
林:田舎のイケてない子がそれをやっても、ギャルにはなれないんですね。
ゆきぽよ:いや、なんだかんだ田舎のほうがイケてるギャルだったりするんですよね。田舎の子のほうが昔からのギャルをやってる子たちが多くて、本質的なギャルは、茨城とかそっちのほうにいるギャルたちだと思います。
林:そうなんだ。だけど、ある程度の容姿じゃないとギャルにはなれないですよね。
ゆきぽよ そうかもですね。あんまりデブなギャルっていないですね。
林:ゆきぽよさん、14歳でモデルを始めて、すぐブレークしたわけじゃないんですよね。
ゆきぽよ:ぜんぜんです。17~18歳でSNSでバズって、そこでけっこうプチバズってました。
林:ネットですごく話題になることを「バズる」っていうんですよね。オバサンも、それぐらいなら知ってる(笑)。ブレークしたのはテレビに出てからですか。
ゆきぽよ:「バチェラー・ジャパン」(Amazonプライム・ビデオ配信の恋愛リアリティー番組)に参加したのがきっかけです。男の人を取り合って結局フラれて、「サイアク!」って思ってたら、本家アメリカの「バチェラー」から「こっちでやってみたら?」って言われて、アメリカに行ったんです。日本に帰ってきたら「サンジャポ」から声がかかって。
林:ゆきぽよさんみたいな子は、アメリカにもいなかったですか。
ゆきぽよ:ギャルはいないです。こういう見た目の雰囲気の子がいるかなと思ったら、アメリカの人たちって素が濃いじゃないですか。お化粧がナチュラルでも濃いんですよ。日本人はあっさりめの顔に濃いメイクをしてるから、すごい不思議な目で見られてました。でもみんな「可愛い、可愛い」って可愛がってくれました。