18歳の成年を迎えて、両陛下へのあいさつのため皇居に入る秋篠宮家の長男、悠仁さま。愛子さまも勤務先から帰宅し、ご一家そろって悠仁さまの成年を祝福された=2024年9月6日午後5時過ぎ、東京都千代田区
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 秋は読書、芸術にふれる季節。本を手に取り、美術作品を鑑賞し、音楽に耳を傾けて、教養を培ってきた皇族方の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年9月10日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

【写真】悠仁さまら生徒の手作り、チーズがトロリ「石窯ピザ」・・・

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 9月7、8日。秋篠宮家の長男、悠仁さまが通う筑波大学付属高校(文京区)では文化祭「桐陰祭」が開催された。3年生の悠仁さまにとって高校生活最後となる文化祭。悠仁さまのクラスはピザ屋を出店し、卒業生や生徒の家族など来訪者でにぎわう初日には、秋篠宮ご夫妻も来場し、息子の青春を見守った。
 

 2日目の「桐陰祭」も終わりに近づいた9月8日の夕方。高校の前庭に設置されたステージでは、ダンス部によるパフォーマンスが生徒たちを盛り上げていた。

全身でリズムを取りながら、思いきりジャンプ

 マイクを手にした女子生徒が、カナダ出身のシンガーソングライター、カーリー・レイ・ジェプセンのヒット曲『Call Me Maybe』をバックに、「イチ、ニ、サン、シ‥パン、パン、パン」とリズムを口ずさむ。舞台上ではダンス部の生徒たちがゆっくりとダンスのお手本を見せて、観客のみんなも一緒に踊るように呼びかけた。

 来場客などによると、同級生たちと店じまいをしたクラスのテントの下で、ステージをみていた悠仁さまも、ダンス部のマイクに合わせて、腕を挙げ、左右の手を回し、両手をふって練習タイム。

 いよいよラストのダンスとなる『Call Me Maybe』が流れ、ダンス部の生徒たちがステージで熱のこもった踊りを披露。会場は在校生たちの手拍子と「ワーッ」といった声援で盛り上がる。

 椅子に座っていた悠仁さまもお友だちと一緒に立ち上がった。全身でリズムを取りながら左右の腕を順番に回し、上げた両腕を左右に揺らしてから思いきりジャンプ。

 お友だちと高校生活、最後となる「桐陰祭」を存分に楽しむ18歳の悠仁さまがいた。

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悠仁さまのTシャツには、「Anisoptera」のプリントが