深川・清澄白河 芭蕉ゆかりの地を江戸の町人気分でぶらり
新スポットも続々オープン
江戸と現代が融合する街
江戸時代には本所深川と呼ばれたエリア。今でも豪商の屋敷跡だった清澄庭園や深川不動堂など江戸の香り漂う名所旧跡が残り、情趣あふれる散策を楽しむことができる。
松尾芭蕉が晩年に居を構えた場所でもあり、書簡や短冊を数多く展示する芭蕉記念館、芭蕉稲荷神社など史跡も多い。江戸の町並みを忠実に再現した江東区深川江戸資料館、大相撲にゆかりの深い富岡八幡宮など下町情緒豊かなスポットも目白押しだ。
一方でトラス構造のような前衛的な建物の東京都現代美術館のほか、素敵なカフェや雑貨店があり、新旧カルチャーを満喫できるエリアとして注目されている。
お散歩コース紹介
■所要時間:約5時間
■歩行距離:約6.5km
■歩数:約10480歩
■施設料金:750円
START:清澄白河駅(B1出口)
↓ 徒歩9分
① 田河水泡・のらくろ館▼ 【所要20分】
↓ 徒歩10分
② 芭蕉記念館▼ 【所要20分】
↓ 徒歩4分
③ 芭蕉稲荷神社▼ 【所要10分】
↓ 徒歩9分
④ 清澄庭園▼ 【所要30分】
↓ 徒歩14分
⑤ 江東区深川江戸資料館▼ 【所要40分】
↓ 徒歩10分
⑥ 東京都現代美術館▼ 【所要60分】
↓ 徒歩19分
⑦ 深川不動堂▼ 【所要20分】
↓ 徒歩3分
⑧ 富岡八幡宮▼ 【所要20分】
↓ 徒歩4分
GOAL:門前仲町駅(1番出口)
各スポット紹介
1931(昭和6)年に誕生したマンガ『のらくろ』。深川育ちの作者・田河水泡について知ることができる。
問い合わせ:03-5600-8666(森下文化センター内)
休日:第1・3月曜(祝日開館)
営業時間:9:00〜21:00
料金:無料
松尾芭蕉は30代の頃、深川にあったとされる庵を拠点に俳諧活動を展開。「芭蕉遺愛の石の蛙」などを展示。
問い合わせ:03-3631-1448
休日:第2・4月曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
料金:200円
1917(大正6)年の高潮のあと、芭蕉ゆかりの当地で石造りの蛙が発見(現在は芭蕉記念館所蔵)されたことから建てられた神社。境内には芭蕉が詠んだ「ふる池や蛙飛こむ水の音」の句碑がある。
休日:参拝自由
営業時間:参拝自由
料金:参拝自由
江戸時代に久世大和守の下屋敷があったこの地を、1878(明治11)年、三菱財閥創業者の岩崎彌太郎が買い取り、社員の慰安や賓客接待の場として庭園にした。1932(昭和7)年に清澄庭園となった。
問い合わせ:03-3641-5892
休日:無休
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
料金:150円
季節の野菜が並ぶ八百屋、猪牙舟(ちょきぶね)の浮かぶ掘割、船宿、舂米屋(つきごめや)、長屋、火の見櫓など、江戸後期(1840年頃)の深川の町並みを実物大で再現。アサリ売りなどの風情のある声も聞こえてくる。
問い合わせ:03-3630-8625
休日:第2・4月曜(祝日開館)
営業時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
料金:400円
約5700点の収蔵作品を生かし、現代美術の流れを展望できるコレクション展や大規模な国際展など、幅広いテーマの展覧会を開催。 美術図書室やレストラン、カフェ、ミュージアムショップもある。
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
休日:月曜(祝日の場合は翌平日)
営業時間:10:00~18:00(展示室最終入場17:30)
料金:展覧会によって異なる
江戸時代、歌舞伎役者の初代・市川團十郎が演じた成田山の不動明王を特別拝観したことが起源。
問い合わせ:03-3641-8288
休日:参拝自由
営業時間:参拝自由
料金:参拝自由
1627(寛永4)年、砂州が干拓されて創建されたといわれる。徳川将軍家の庇護を受け“深川の八幡様”として親しまれ、多くの歴史を刻んでいる。境内には、江戸時代の測量家である伊能忠敬の銅像や昭和天皇の記念碑がある。
問い合わせ:03-3642-1315
休日:参拝自由
営業時間:参拝自由
料金:参拝自由