王子　渋沢栄一にまつわる話題のスポット！

江戸時代の行楽地だった
飛鳥山から王子へ

徳川8代将軍・吉宗の時代から昔も今も桜の名所として知られ、ソメイヨシノなどが美しく咲く飛鳥山公園。明治〜昭和初期の実業家・渋沢栄一が邸宅を構えたこの地から日本近代産業の礎が築かれた。

関東稲荷神社の総社・王子稲荷神社、王子村の名主が住民の避暑のため開放したという名主の滝公園などの名所を訪ねる。

コースの後半は戦争遺構めぐり。弾丸製造工場だった北区立中央図書館、旧陸軍兵器工場だった中央公園文化センターなど、重厚かつ歴史的な建物は見応えたっぷりだ。

お散歩コース紹介

■所要時間：約5.5時間
■歩行距離：約5.9km
■歩数：約9520歩
■施設料金：300円

 

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各スポット紹介

①お札と切手の博物館

国立印刷局の博物館。お札や切手の歴史や、偽造防止技術を紹介。世界の珍しいお札や体験コーナーも。

②飛鳥山公園

約300年前に徳川8代将軍吉宗が享保の改革の施策で桜を植樹。江戸の新しい花見の名所となった。現在も桜の名所として有名。1873（明治6）年には上野恩賜公園などとともに日本最初の公園に指定された。

③旧渋沢庭園

飛鳥山公園内には、洋風茶室「晩香廬」や「青淵文庫」など、実業家・渋沢栄一の邸宅にあった建物の一部が残る。

④王子稲荷神社

落語「王子の狐」で知られ、江戸時代には将軍家の祈願所として栄えた神社。毎年2月の午の日に、凧市を開催。

⑤名主の滝公園

8mもの落差がある「男滝」や池泉、東屋がある回遊式庭園。桜や紅葉が見事で、花見や紅葉狩りの季節には多くの見物客でにぎわう。

⑥北区立中央図書館

旧日本陸軍の弾丸製造工場を利用した赤レンガの建物が重厚な図書館。約43万冊の蔵書がある。

⑦中央公園文化センター

旧日本陸軍兵器工場の本部で戦後は米軍野戦病院としても利用されていた建物を、1981（昭和56）年に文化センターとしてリニューアルした。周囲は緑豊かな公園で、春には花見客も多く訪れる。

⑧四本木稲荷神社

東京第一陸軍造兵廠滝野川工場の構内社であったものを改修、同十条工場内の四本木稲荷神社を分祀したと伝わる。