日本橋・人形町 アート建物めぐりから甘酒横丁でレトロさんぽ

老舗と新名所が同居する
江戸時代からの商人町

江戸時代に五街道の起点となった日本橋。魚河岸や金貨鋳造所の金座が開かれ、江戸の経済や商業を支える商人町として発展した。当時から暖簾を守る老舗が軒を連ねる。

1990年代後半にスタートした「日本橋再生計画」の一環として誕生したコレド室町は、すっかり街のランドマークに。2020年には日本橋の上を通る首都高地下化が始動し、2035年頃に開通予定となっている。

日本橋川を渡り、東側に進むと人形町に入る。厄除けの小網神社、安産・子授けの水天宮などを参拝して、最後は甘酒横丁へ。甘酒、たい焼き、人形焼きなどの名店がひしめくので、食べ歩きを楽しもう。

お散歩コース紹介

■所要時間:約5.5時間
■歩行距離:約4.3km
■歩数:約6930歩
■施設料金:0円

 START:三越前駅(A7出口)

  ↓ 徒歩6分

 ① 日本銀行本店本館 【所要60分】

  ↓  徒歩5分

 ② 日本橋三越本店 【所要60分】

  ↓  徒歩すぐ

 ③ コレド室町 【所要60分】

  ↓  徒歩6分

 ④ 日本橋

  ↓  徒歩14分

 ⑤ 小網神社 【所要20分】

  ↓  徒歩7分

 ⑥ 水天宮 【所要20分】

  ↓  徒歩5分

 ⑦ 甘酒横丁

  ↓  徒歩7分

 GOAL:浜町駅(A2出口)

 

各スポット紹介

①日本銀行本店本館

出典:日本銀行ホームページを基に、当方にて編集。

日本人建築家(辰野金吾)による最初の国家的近代建築。古典主義様式で造られ、1896(明治29)年竣工。

問い合わせ:03-3277-2815
休日:土・日曜、祝日
料金:無料 ※要ネット予約、 詳細はHPを確認

 ②日本橋三越本店

江戸時代創業の呉服店を起源とする老舗百貨店。1935(昭和10)年の建物がもととなる本館は国の重要文化財に指定されている。ステンドグラスの採光天井の下に彫刻家・佐藤玄々氏の作品「天女(まごころ)像」が鎮座する吹き抜け中央ホールの美しさは必見。

問い合わせ:03-3241-3311
休日:不定休
営業時間:10:00~19:00(本館・新館1F・地下階 〜19:30、新館9・10 Fレストラン11:00~22:00)

③コレド室町

日本各地の優れた逸品を取り扱う店舗が数多く入るコレド室町1、2、3、コレド室町テラスの4棟からなる複合商業施設。歴史・カルチャーを発信する一大商業エリアとなっている。

問い合わせ:03-3242-0010(日本橋案内所)
休日:不定休
営業時間:物販11: 00~20:00(土・日曜、祝日10:00~)、飲食11:00~23:00 ※一部店舗は異なる。変動あり。詳細はHPを確認

④日本橋

地名の由来にもなった、日本橋川にかかる石造り2連アーチの橋。江戸時代には五街道の起点となっていた橋で、現在も国道の起点である「日本国道路元標」が設置されている。

⑤小網神社

強運厄除けの神様として知られる由緒ある神社。鎮座は今から約550年前の1466(文正元)年だという。東京銭洗弁天の万福舟乗弁財天大祭が毎年10月に行われる。

問い合わせ:03-3668-1080
休日:無休
営業時間:授与所9:00〜17:00
料金:参拝自由

⑥水天宮

安産・子授け、初宮詣、七五三詣、除災招福に代表され、天御中主大神を主祭神に、建礼門院、安徳天皇、二位の尼を祀る神社。

休日:無休
営業時間:8:00~18:00
料金:拝観自由

⑦甘酒横丁

明治初期に、横丁の南側に尾張屋という甘酒屋があったことが名の由来。今も昔ながらのせんべい店やつづらの制作・修理の店などが軒を連ねた、レトロな街並みが広がる。作業に精を出す職人の姿も。