6月19日に発売される「Surface 3」
6月19日に発売される「Surface 3」
NTTドコモのSIMカードはあらかじめ設定が用意されており、選ぶだけで設定できる
NTTドコモのSIMカードはあらかじめ設定が用意されており、選ぶだけで設定できる

 マイクロソフトのWindowsタブレット「Surface 3」が、いよいよ6月19日に発売される。これは、Surfaceシリーズで初めて「モバイルデータ通信」に対応した新製品。データ通信対応のモデルとしては、世界で最初に日本で販売されることから、注目が集まっているのだ。

 Surface 3は、ソフトバンク系列の通信事業会社・ワイモバイルが発売する。マイクロソフトは、Surface 3を別の通信会社でも使えるSIMフリー端末としているが、ソフトバンクの回線しか動作確認をしていないと説明している。このため、「せっかくNTTドコモの回線で使用しようと考えていたが、本当にSurface 3は使えるのだろうか」と不安に思う人も少なくない。

 そこで今回は、マイクロソフトから発売前のSurface 3(128GB/4GBメモリ/4G LTEモデル)をお借りして、ドコモのデータ通信回線で利用できるか、検証してみた。

■自動で接続設定ができたドコモ回線

 手元にあるiPadで使用しているドコモのデータ通信用SIMカードを取り付けてみた。SIMカードとは、携帯電話の端末で使われる通信・通話用の小さなカードだ。Surface3はSIMフリー端末なので、このカードを他の端末に挿せば、契約回線をそのまま使用できる。

 まず、SIMカードをSurface3本体のキーボードとの接続部分にあるSIMカードスロットに挿入し、Windowsを再起動する。ネットワークの設定画面を立ち上げると、モバイルネットワークの項目に「NTT DOCOMO (LTE)」と表示された。問題なく、ドコモのSIMカードを認識したようだ。

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