SNSとのつきあい方は、どうしてる?

timeleszの菊池風磨さんと映画で共演

――timeleszの菊池風磨さんは、映画「#真相をお話しします」でW主演を務めています。菊池さんの演技をどう感じましたか?

 風磨くんが演じる桐山は、自分が困窮するきっかけになった過去の事件を暴露チャンネル「#真相をお話しします」で披露して大金を得るんです。彼はそのことで追い詰められていくんですけど、そのときの表情がすごくいいんです。「風磨くん、こんな顔をするんだ」ってびっくりしました。

――原さんの役は「タトゥーの男」。謎の人物で、見るからに怖そうです。この男は何者?

 何者なんでしょう(笑い)。ネタバレになるので言えませんが、見た目でしっかりインパクトを残したくて、衣装や髪形もいろいろ考えました。

――原さんとは全然ちがうキャラクターですよね。

 ちがいますねぇ。でも自分とかけ離れた役を演じることが、芝居のおもしろさ。俳優って、どんな人間にでもなれるんです。だからこそ脚本には書かれていない、この男の過去や家族関係までイメージして、「こういう人もいるよね」って思ってもらいたいと思って演じています。
 でもぼくは、まだまだ演技の引き出しが少ないので、監督さんや共演する伊藤英明さんと話してアドバイスをいただきました。

――SNSの闇の部分がクローズアップされた作品でもあります。原さんはSNSを見ますか?

 見ますよ。エゴサも、めっちゃします。自分について書かれたことは、ほとんど知っていると思います(笑い)。うれしい言葉も多いけれど、厳しい言葉も多い。それは「こういう表現にすればいいんだ」と、今後の参考にします。

――傷つく言葉もありますよね?

 ありますね~。でも悪意ある言葉には引っ張られないようにしているんです。「ここまで人のこと悪く言えるって、すごい自信だなぁ」って、少し引いて見るように心がけています。

――自分がSNSに書き込むときに気をつけていることは?

 自分の書いた言葉で傷つく人がいないか、すごく考えます。9割の人が喜んでも、1割の人が不快に思うのであれば発信しちゃダメだって思っています。

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