5月6日放送の「ザ!世界仰天ニュース」(よる9時~、日本テレビ系)に、藤本美貴さんが出演します。過去の記事を再配信します。(2023年10月19日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
【写真】ミキティ夫婦の仲良しプライベート写真はこちらミキティの愛称で親しまれる、歌手でタレントのさん。夫でお笑い芸人の庄司智春さんや子どもたちとの様子をYou Tubeで発信するなど、円満家族としても注目を集めています。そんなミキティに、仕事に育児にと多忙ながらも毎日を楽しみつくす秘訣を聞きました。
親が忙しくても「ごめん」は言いません
現在、11歳の長男、7歳の長女、3歳の次女がいて、もうバタバタの毎日です! 夫も私も仕事柄、スケジュールが読みづらいんですよね。急な仕事が夜に入ったりすると、「明日、どうしてる?」って、夫婦でお互いの予定を確認しながら、家で子どもたちの面倒を見られるほうが見るようにしています。もちろん、夫がひとりで子どもたちに夜ごはんを食べさせてくれる時もあれば、3人をどこかに連れ出してくれることもあります。ときには近くに住む私の母に家に来てもらったりもして、臨機応変に、家族フル稼働で乗り切っています。
でも、私は忙しいのが嫌いじゃないんですよね。仕事は好きだし、休みがあれば必ず子どもたちと遊びに行く予定を立てたりして、何かしら動き回っています。子どもたちも生まれた時からそういう環境なので、もう慣れているみたい。お留守番をしてもらう時もあるけど、誰かしら大人がいて安全な場所にいるのだからOK! 「忙しくてごめんね」なんて絶対言いませんよ。だって、これがわが家の生活ですから。「この中で、楽しくやっていきましょう」と伝えています。
細かいことをルーティン化しない
日頃、私が気をつけているのは、あまり細かいことをルーティン化しないことです。
例えば、子どもたちが寝る前に絵本を読んであげるご家庭も多いかと思うのですが、私は、逆に、「寝る前の絵本タイム」は作らないと決めているんです。

習慣にしちゃうと、子どもも「この絵本を読むまで寝ない!」ってなるでしょう? 早く寝てほしい夜もあるのに、「まだ絵本を読んでないよ」なんて言われると、本当に困っちゃう。だから寝る時は部屋を真っ暗にして「はい、おやすみ〜!」って感じです(笑)。
もちろんその代わり、昼間、ゆっくりできる時に、絵本を読んでと言われたら、「いいよ」って読んであげます。
私自身のことでも、「お風呂上がりに30分間美容マッサージをする」などの決まり事は一切作りません。それより早く寝たいもの! 洗濯物も山盛りなのに、毎日30分、顔を揉んでなんていられないじゃないですか(笑)。
日々、時間に余裕があるわけじゃないから「必ずこれをする」と決めてしまうと苦しくなってしまう。基本的に私は、「今、何ができるか」がすべてだと思って、行動しています。
家族って助け合い
子どもたちにも同じように、その時に彼らにできることがあれば、家事もお願いします。自分の洗濯物は自分で片付けたり、一番下の妹はまだできないから手伝ってもらったり。上の二人は「なんで僕ばっかり、私ばっかり!」って言うこともあるけど、「そんなことを言い出したら、私は毎日みんなの洗濯物を洗ってますけど⁉」って。そうしたらみんな、「はい、やります」って素直に動いてくれます(笑)。
家族って助け合い。基本的には、自分のことは自分でしつつ、「今やれない人のことをやれる人が助けてあげるのが家族でしょう」っていう話は、いつもみんなにしています。あまり子どもたちを、子ども扱いしていないところがあるのかもしれないですね。
例えば、子どもが学校のことで悩んでいたりしても、しっかり話は聞くけれど、最終的にはその子自身が乗り越えなくちゃいけないことかなと思って見守るほうです。
友達との付き合い方ひとつとっても、それぞれの性格だったり、学校でのポジションだったり、いろいろあるし変わっていくから、何パターンかヒントを出してみて、あとはその子がどう行動するかに任せますね。

夫が私とはまた違うアドバイスをしてくれることもあって、「それもいいね!」という感じ。子育てもそうで、夫婦で意見が違っても「あ、そういう子育てのやり方もあるよね」と素直に受けて試してみます。お互い「こうしなくちゃいけない」みたいなのが少ないのかもしれないですね。
楽しいスケジュールはみんなで立てる
普段は忙しいからこそ、長期でお休みが取れる時は、家族で一緒に過ごす時間をとても大切にしています。「お休みに、なにをしたい?」ってそれぞれの希望を聞いて、できるだけ叶えます。
見たい映画がそれぞれにあれば絶対に連れて行ってあげたいし、旅行の行き先も子どもたちと話し合って決めます。楽しいスケジュールはみんなで立てていますね。旅行や遊園地、夏はプールも休みが合えば必ず行きます。楽しいことは味わい尽くそうというタイプの家族です。
そして、子どもたちのやりたいことを叶えたら、次は親がやりたいことも叶えます。旅行先でも「ここからは大人の時間です!」と言って、買い物に付き合ってもらうとか。昔から「自分たちだけが楽しいのが旅行じゃないですよ」って伝えているんです(笑)。
※「AERA with Kids2023年秋号」から一部抜粋
(取材・文/玉居子泰子)

朝日新聞出版

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