――ある意味、ふっきれたのですね。
そうですね。素直に周囲の人に「助けて」と言えるようになったし、「預かるよ」って言ってくれる人も増えました。
人目を気にするような余裕もなくなり、ダメな自分も平気で見せられるようになったんだと思います。体力的にはキツくても、精神的にはラクになりました。
双子の子育てを支えてくれた上の子2人
――もともと子どもは4人ほしいと思っていたんですか?
私も夫も3人きょうだいなので、「子どもは3人がいいね」と話していました。
上の2人は年子だったので、「少し落ち着いたら3人目を産んで、のんびり子育てを堪能しよう」なんて思っていたら……おなかの赤ちゃんはまさかの双子。「へ?」って感じでした(笑)。
3人を経験せずに、いきなり4人の子育てが始まることに。青天の霹靂ってこういうことを言うんですね。
でも、双子が加わったことで、毎日がもっとにぎやかで楽しくなりました!
――双子の誕生時は、まだ上のお子さんは年長・年中ですよね。赤ちゃん返りなどはありましたか?
それが全然ありませんでした。あの子たちなりに「ママ大変そう」って思ったのか、甘えたりワガママ言ったりすることもありませんでした。
しかも上の子2人・下の子2人なので、一人ずつ下の子の教育係みたいになってくれたんです。公園に行っても、長女はこっちの子担当、長男はこっちの子担当って感じでめんどうを見てくれました。子育ての戦力として頼もしい存在で大活躍でした!
――4人いてくれてよかった、と思うことは?
4人いるときょうだいの中にも「社会」ができるので、それぞれ自分の役割を見つけて行動するのが上手だな、といつも感じています。
ふだんは私がいるので「家事はママの仕事」っていう感じですが、「ママ、明日は仕事で朝が早いんだ」というと子どもたちにパチッとスイッチが入るんです。
長男は双子といっしょに家を出てくれるし、長女はそのあと朝食の片づけをしてから学校に行ってくれる……なんてことが自然にできるようになりました。

