部活は、英語のコンテストに出るため3カ月だけ英語部に入った以外は帰宅部でした。そのコンテストでは、映画『独裁者』の中でチャップリンが演説した内容を披露して優勝しました。そんなふうに、がんばって勉強した成果が出たときはうれしかったですね。普段のテストでも、1点でも多く取れたり、学年1位になったりしたときは、バスケで練習を重ねてシュートを決められたり、試合に勝てたときと同じような充実感があったと思います。そのかいあって、中3の終わりまでずっと学年1位か2位で、父との約束どおり、授業料免除でした。
クラスメイトも先生も、個性を尊重してくれた
――クラスメイトみんな、そんなふうに勉強に前のめりだったんですか?
そんなことはありません。部活でバスケに打ち込む子も、体育祭の応援団長になって張り切る子も、ダンス部や茶道研究会を立ち上げようとする子も、私のように勉強に前のめりな子もいる、という感じですね。全然ジャンルは違うけれど、おのおのリスペクトし合い、男女分け隔てなく仲がよくて、休みの日はハロウィンパーティやクリスマスパーティとかもしました。特進クラスは学年に1クラスしかなかったので、中学3年間、ほぼ入れ替わりなく同じメンバーなのですが、卒業して何年もたった今でもよく会っています
先生は、そんな私たちを温かく見守り、導いてくれました。授業でわからないところがあると、休み時間や放課後に職員室に行って質問攻めにしたんですが、そんなときも根気強く教えてくれました。友人にも先生にも恵まれたなと、心から思います。
アイドル活動と両立させながら、自分に合ったリベラルアーツの慶應・環境情報学部に
――乃木坂46のオーディションを受けたのは中3のとき。山崎さん自身ではなく、お母さんが応募されたそうですね。
ポストに書類が来ていて初めて応募を知って、びっくりしましたね。「受けるかどうかは自分で決めてね」と言われて、無視するのは失礼だろうと思って受けてみたら通過して、「今度はさすがに落ちるだろう」と思いながら受けにいったらとんとん拍子で通って……。特技審査で、他の子は歌やダンスとかを披露したんですけれど、私は勉強ばかりしていてそんな特技もないから、英語のコンテストで優勝したチャップリンのスピーチをしました。
次のページへ大変だった勉強とアイドル活動の両立