――お子さんともゲームをすることはありますか?

 ありますよ。4人目の出産前、私が切迫流産で入院したときは、Switchの「あつまれ どうぶつの森」で、自宅にいる子どもたちとつながっていました。ちょうど3人それぞれにSwitchを買って「一緒にやろうね!」と話していたところで入院してしまったのですが、ゲームの中の世界で子どもたちと一緒に泳いだり、虫取りをしたりして、とても楽しかったです。

 休みの日には夫と私と子どもたちで「マインクラフト」や「スプラトゥーン」といったゲームをすることもあります。うちの子どもたちは一人でゲームをするより、夫や私がやっているゲームを一緒にやるほうが好きみたい。私も小さいころ、家族で「Dance Dance Revolution」をやっていたので、夫、子どもたちと「デジタルゲーム」をするのは、すごろくやおままごとをするのと同じ感覚です。

――ゲームは1日何時間まで、といったルールは設けていますか?

 宿題をするときやご飯のときなどは、こちらから「ゲームは消しておこうね」と言えば、その通りにしてくれるので、今のところ特に制限はしていません。昼間は学校ですし、夜も9時就寝は守っているので、制限するほどゲームをする時間がないというのもあります。制限がないから「いつでもできる」と思うのか、子どももあまりゲームに執着していないようです。

 休みの日の朝など、ものすごく早い時間に「ゲームしてもいい?」と聞かれて「え〜、まだ4時だよ? もう少し寝ようよ〜」と言うこともありますが、気持ちはわかるんですよね。休日の昼間は公園など外で遊ぶことが多いので、朝からゲームをした日は多分、疲れて眠くなるんでしょうが、そういうのも経験かな、とも思います。

お子さんと一緒に果物狩りをする加藤さん(提供)

やりたいと思ったことには、挑戦し続けたい

――2月には、初めて舞台のプロデュースもするそうですね。4人の子育てと仕事で手一杯になりそうですが、どこからそんなエネルギーが出て来るんでしょうか?

 子育てを通じて学んだことの一つは「自分にはできないと思っていることも、やってみたら案外できる」ということです。例えば4人目を出産した後「さすがに4人を連れての外出は、私ひとりでは無理」と思っていましたが、産後3カ月ころから徐々に試してみたら、案外大丈夫でした。結局、私は自分で自分の限界を勝手に決めていたんだと、子育てを通して気づかされましたね。

時にはワンオペで4人のお子さんと外出するという加藤さん(提供)
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