大人に近づき、子どもの印象が変わってくる小学校4・5・6年生。子どもの言動や態度に親として悩むことも……。先輩ママたちに「あのときこうすればよかった」という反省談を聞いてみました。子育て情報誌「AERA with Kids2024冬号」からご紹介します。
【マンガ】思春期になっても娘たちと仲がいい夫。なぜなのか娘に聞いてみると…?(全8枚)「聞きすぎ」て、逆に口を閉ざしてしまった…
「5年生のクラス替え以降、長女が友達や先生のことを話してくれなくなりました。心配になりますよね。うるさいかな、と思いつつ頻繁に『お友達とうまくやってる?』と聞いていたのです。娘は『大丈夫』『楽しいよ』なんて答えていたのですが……。ある日『仲よしのお友達はいるの?』と聞いたときに『もう、うるさいよー!』とついに怒ってしまいました。それを機に、さらに話さなくなってしまい、今に至ります。今、本人は部活も楽しくやっている様子ですが、その話は相変わらずしてくれません。もっとおおらかに見守ればよかった……」(中1女子、小4男子の母)
子どもは「思い通りにいかない」もの
「息子が高学年になってから、いよいよ親子の会話がかみ合わなくなりました。これは、私が子どもを自分と重ねたり、『こう思うはず』と勝手に思い込んでいたから。自分の思うような返事が返ってこないことに戸惑ってしまったのです。でも、子どもは『別の人間』だということを低学年のうちから……いや、もっと早いうちからしっかりと意識できていれば、子どもの意見にも素直に耳を傾けられたし、親の視野も広がったと思うのです。今、中3の息子に遅ればせながら実践中です」(高2女子、中3男子の母)
「手の出しすぎ」で子どもに怒られました
「のんびりマイペースの息子に、せっかちの私はついイライラ。早い話、身の回りのことをなんでもやってあげてしまっていたのです。息子が小6のころ、修学旅行から帰ってきて『オレ、友達より圧倒的に生活能力が低い』と、落ち込んでしまいました。みんなさっさと自分で身の回りのことをやるのに、自分はなにもできず、恥ずかしかったのだそうです。『お母さん、もうやらないで!』とビシッと言われました。今では、お弁当もたまに自分で作ります。息子よ、あのときは本当にごめんなさい」(高1男子の母)
(取材・文/AERA with Kids編集部)
朝日新聞出版

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