全国行く先々やYouTube「小島よしおのおっぱっぴー小学校」などで子どもたちに大人気のお笑い芸人・小島よしおさん。子どものころから読書家でもあります。「お笑い芸人もタレントもひとつの企業だと思う」と語る小島さんに、たくさんの芸人がいるなかで活躍しつづけられる、自分の「強み」の見つけ方や、もうすぐ1歳になる「おぱぴまるくん」と本とのかかわり方などのお話をうかがいました。聞き手は、読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する笹沼颯太さんです。 ※前編〈小島よしおが「本」をたくさん読む理由 「読書が栄養になって、個性につながっていく」〉から続く
【写真】小島よしおさんの読書メモノートはこちら「お笑い」と「教育」、実は共通点があるんです
――小島さんのお子さん、おぱぴまるくんはおいくつですか?
小島よしおさん(以下、小島)もうすぐ1歳になります。毎日、絵本の読み聞かせをしていますよ。「きらきら」「ぴかぴか」「しましま」「ぐるぐる」……そんなことばが大好きです。
――楽しそうですね。読み聞かせは読書の第一歩、とても幸せで大切な時間ですよね。小島さんはお笑いのほかに、最近は教育やお悩み相談など、子ども向けの活躍も有名です。
小島 これはもう、「流れ」なんです。先輩のアドバイスを受けて、それまで毎年行っていた単独ライブを、子ども向けにしてみたのが2011年。そこから、YouTubeで子ども向けの動画の配信を始めて……と流れに乗っていたら、今ここにいるという感じなのです。
――「教育」と「お笑い」というと、一般的には離れたイメージですよね。
小島 そうですよね。昔は、僕もよく「教育に悪いから小島よしおのまねはするな」と言われたものです(笑)。でも今、教育に近いことをやらせていただきながら感じることは……教育とお笑いって、どちらも「わかりやすく」「おもしろく」伝えることが大切ですよね。実はとても近いものがあると思うんです。
――確かにそうです! 僕もYouTubeで本の紹介の動画配信をしているのですが、子どもたちに「読みたい!」と思ってもらうよう、楽しくわかりやすく伝えるためには?といつも悩んでいます。
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