「人から嫌なことを言われたとき、言い返せなくてもやもやする」という12歳。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。小島さんも相談者と同じく、言い返せなくてもやもやした経験がたくさんあると言います。小島さんが編み出した、言い返す言葉とは?

MENU さんまさん、たけしさんみたいになりたい… 「裸で恥ずかしくないの?」と言われた過去 嫌な連鎖を断ち切ることだってできる!


【よしおの答え】
 ひよこピーヤ、よしおもその気持ち、すっごくわかる‼ 「あのときああ言えばよかった」とか「こう返せばよかった」って、みんなもやもやしていると思う。

『翻訳できない世界のことば』って本を知っているかな? いろんな国の、なかなか説明が難しい言葉を説明している本なんだ。そのなかに「トレップヴェルテル」って言葉が出てくるんだけど、まさに「あとになって思いついた当意即妙な返し」って意味なんだ。

 こんな言葉が存在するくらいだから、ひよこちゃんと同じ悩みにぶつかったことがある人がたくさんいると思うよ!

 よしおが言い返せなくてもやもやしたのは、「一発屋!」とか「最近テレビ全然出ていないですね」「今日暇なんですか?」って言葉を言われたとき。「そんなの関係ねぇ!」のブームがちょっと落ち着いたころ、こんな言葉をかけられることが多かったんだ。

 冗談半分で「そのかっこうで恥ずかしくないんですか?」って言われたこともある。当時は全然言い返せなくて「気の利いた返しができなかったなあ」って落ち込んでいたよ。

さんまさん、たけしさんみたいになりたい…

「こう言えばよかった」を取り返そうとして失敗したこともある。テレビ番組の収録で頑張っている後輩がいて、帰り際に「頑張ってるね!」って声をかけようとしたんだけど言えなくて。伝えたかったから帰宅して人づてに連絡先を聞いてメッセージを送ったんだ。だけど、なんだか変な感じになっちゃってね……。

次のページへピーヤがまさかの勘違いを生んだ!
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小島よしお
小島よしお

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

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