旅の作戦会議のすすめかた

 旅の計画を立てる際に、おすすめなのが「旅の作戦会議」。会議といっても、それぞれが「やりたいこと」「行きたいところ」を持ち寄り、お茶でも飲みながらわいわい話すだけでOKです。行き先が決まっていたら、現地で何をするかをテーマにしてもいいでしょう。

 また、選択肢を用意して子どもに決めてもらうのもおすすめです。例えば先の体験プロブラムの例なら、A案とB案を用意して子どもが選択すれば、自分の旅になります。

 いずれの場合も大事なのは、「なぜ、それをしたいか?選択したか?」の理由を子どもから引き出すこと。また親御さんも自分の希望やその理由を子どもに伝え相談しましょう。それぞれの希望を考えながら計画するなかで、子どもの成長を感じ、新たな一面を発見することもあります。

旅支度や地図を見ながら旅のワクワク感を共有

「旅の計画はもう立ててしまった」「大事なのはわかるが、時間がとれない」という場合には、旅支度や地図を見ながら、旅の行程を伝えるだけでも十分です。例えば「海に入るけれど何が必要かな?」というように、旅先の楽しいことを話し必要なものを考え荷造りをすれば、旅のワクワク感も共有できます。未来を想像しながら必要なものに落とし込む作業は、思考力も鍛えられますし、なんといっても実生活に役立ちます。

 地図は、旅育の最強ツールだと感じます。「どこへ向かい、どれくらいの時間がかかるのか?」がわからないと、子どもも不安になります。地図上で自宅の場所、旅の目的地を確認。旅先でどんな楽しいことをするのか、そこへ行く移動手段と所要時間も伝えましょう。移動時間が長い場合は、何をして過ごすかも一緒に考え約束をしておくと移動中もスムーズです。地図をみることで車窓からの景色を想像し、旅行中も「いまはここだね」「もうすぐ○○が見えるかも」と自分の位置を確認しながら移動時間を楽しむこともできます。なお旅先の地図は、観光協会のwebから依頼、あるいは連絡すると送付してくれるところが多いので活用するといいですよ。

まとめ

 旅に出る前のひと手間で、子どもの旅への関心が高まり、旅で探究し吸収する力がアップします。また一緒に計画することで、親子の絆もぐっと深まります。せっかく旅へ出かけるのなら、学びを大きくしましょう。無理をせず、できることから始めてみてくださいね。

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