〈宿題のスケジュールの立て方〉
①宿題全部をテーブルに並べます。通信教育のドリルや、塾の宿題なども含めて、全部を目で見て確認します。学校のプリントに一覧表があったとしても、文字で書かれたものだけでは全体像がつかめないものです。
②10分間でどのくらいできそうかを確認します。ドリルを10分間解いてみて、何ページ進むか試します。1行日記なら何分か、音読なら何分か、だいたいのタイムログをとります。
③10分ブロックでできる分量を付箋に書き出していきます。「国語P2~3」「算数P16~18」という具合です。100円ショップなどに売っているマグネットのほうが使いやすいかもしれません。夏休みの宿題は分量が多いので、50個とか60個になってしまう可能性もあります。
④自由研究や読書感想文のテーマを決めて、かかる時間を想定します。毎日の観察が必要な自由研究なら、③の10分ブロックに含めます。数日で集中的に仕上げる場合には、月間スケジュール表の中に書き込みます。
⑤月間スケジュール表の「宿題ができる日」に③の付箋をはりつけていきます。
ここまでやったら、1日のスケジュール表を作成しましょう。
遅れた分は土日やすきま時間に調整。週末をオフタイムにするのも◎
〈1日のスケジュール表の作り方〉
①ホワイトボードを、起床時間から就寝時間までの時間で区切ります。朝7時から夜9時までの14時間なら、15本の横線を引き、縦軸には時間を入れます。
②食事の時間、学童クラブの時間、歯みがき、入浴、学校のプールなどのルーチンワークを書き入れ、あいた時間のどこに勉強を入れていくか相談します。
③夏休みが始まったら、毎朝、月間スケジュール表にはりつけてあるその日の勉強の付箋を、1日のスケジュール表に移動させます。前日に終わらなかった宿題があれば、付箋を別の日にはりかえます。「朝ごはんを食べ終わったら10分間でやっちゃおうよ!」など、すきま時間に終わらせるように声かけをするのもいい方法です。子ども自身が「10 分でできることは、いつまでもダラダラ引きずらないほうがいい」と気づくきっかけになるかもしれません。
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