岸辺のヤービ
「わたし」が岸辺で出会った、「ヤービ」と名乗る生き物との交流の話。自然とともに日常を丁寧に生きる様子は真摯さにあふれています。自分の気持ちや感じたことを丁寧に扱う姿に心を打たれます。
かはたれ
ひとりぼっちの河童の八寸は、猫に姿を変えて人間の世界へ。そこで麻という女の子と出会います。麻の閉じかけた心はゆっくり変化し、本当の心を見つめられるほどに。爽やかな読み心地です。
ゴースト・ボーイズ
少年の死から始まる物語。なぜ自分は死んだのか?少年は死後の世界にも現れます。差別や偏見による恐怖がもたらす悲劇は終わっていません。「世界をよくする行動を」というメッセージが刺さります。
(取材・文/AERA with Kids編集部)
※AERA with Kids2022年春号から抜粋。
※価格は税込み、掲載当時のものです。
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