考え方が身につくことで自ら答えを出せる子に
哲学的対話の問いかけには、先ほどの「なぜ」を基本にさまざまなワードがあります。これらは、考えを広げたり、新しい方向に導いたりする刺激剤。
「『刺激ワード』を使うと、思考の道が次々と枝分かれして、思いもよらない方向に話が広がることもあります。思い描くような正解にたどり着けないかもしれませんが、対話することでユウウツや疑問に子ども自らが向き合い、自分なりに答えを出せるようになります。また、自分の思いを自分のことばで伝えられるようにもなるのです。哲学によって、深い問題について子どもが考える態度を養いたいですね」(河野先生)
哲学的対話では、親子が対等であることが大切です。
「ですから、子どもとちがう意見がある場合は『自分はこう思う。なぜなら……』とちゃんと理由も伝えましょう。大人の思いをかぶせることなく子どものことばを受け取れるよう、親御さんも変化を意識できるといいですね」
子どもも大人も成長できるのが哲学的対話。ぜひ、家族で実践してみてください。
※「AERA with Kids2023年秋号」から抜粋
(取材・文/八木沢由香)

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2023年 秋号 [雑誌]
朝日新聞出版

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